出版社内容情報
ゲーム障害は依存症か発達障害の現れか、あるいは過度の医療化なのか。いまだ議論の絶えない、この「疾病」への向き合い方を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
8
まだ葛藤の最中。 ガイドラインのようなものでないかなー。 久里浜式ではなく、大人、社会の側を問うような2023/06/11
nisiton
0
ゲーム障害というテーマについて、精神科医や依存症診療の現場からなど様々な立場から書かれたもので、興味深い内容だった。やはりシンプルな正解があるものではなく、どうカテゴライズしたらいいのか、どのように患者と向き合えばいいのか、手探りで行っている印象を抱いた。親の立場からすると感情的になりゲーム完全禁止や没収などとしてしまいそうだが、そう簡単な問題ではないので慎重に扱うべきだなと思った。 このジャンルは論文集というのかな?あまり読み慣れていない書き口なのであまり読み込めてはいない。時間をかけて読んでみたい。2024/01/18
ちー
0
「敵はジェネレーションギャップにあり」 精神科医、小児科医、プロゲーマー、ゲーム制作サイドなど様々な立場の人が意見を述べている本。ゲーム制作者も“ゲームは麻酔”(苦痛を緩和する)と認める一方で、楽しむものであってほしいと思いを述べる。小説や漫画も「くだらない」と謂われた時代があり今はその対象がゲームとなる過渡期。いつの時代にもあるジェネレーションギャップをパターナリズムで抑え込もうとしたのが香川県のゲーム条例だろうか。支援は確立されたものはないが、行動理論や不登校支援、家族支援が応用可能か。2023/06/12