出版社内容情報
江戸は神田にある通称のっぴき横丁。そこには家出した殿さまはじめ、のっぴきならなくなった人がやってくる。シリーズ第4弾!
内容説明
三千五百石の大身旗本・真木登一郎が突如隠居して住み着いた神田“のっぴき横丁”に新たな住人が登場。柴崎正次郎という長崎から来た蘭方医だが、道でごろつきに財布や脇差しを盗られ、登一郎に助けられたのだ。柴崎は江戸へ来る途中、桑名藩を通った折、前南町奉行の矢部定謙が鳥居耀蔵に謂れなき罪で罷免・改易され命を賭しての食断ちで抗議していることを知ったという。
著者等紹介
氷月葵[ヒズキアオイ]
東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。秋月菜央の筆名で歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞。「御庭番の二代目」シリーズと「神田のっぴき横丁」シリーズは第11回日本歴史時代作家協会賞のシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
19
この酷い政治は、何年続いてたんだ?子供の頃に観たドラマの金さんでは、触れられてた記憶がないです。リタイアしたら、ちゃんと歴史を読もう♪2023/12/10
ごへいもち
12
このシリーズもサクサク問題解決で読みやすい。でもやっぱり天保の改革❌。そしてこちらも次の巻は予約してもしばらくは読めないみたい2024/01/26
あき
3
ひたすら水野と鳥居に腹が立つ。理不尽な締め付けの中で踏ん張ってる町民たちの逞しさに比べると、武家の不甲斐なさが目立つよなあ。矢部様が亡くなったってことは水野の失脚まであと一年くらいか。出来ればザマァな展開でスッキリしたいところだけど、鳥居の失脚はまだまだ先なんだよな……。2024/05/01