出版社内容情報
極悪非道の兇賊を追う噂の人助け盗っ人と、太股に彫物の武家娘!
表向きは長屋の大家と店子、裏は江戸の夜を奔る義賊の黒猫が追う残忍な悪党と、武家娘が独りで江戸まで追って来た親の仇は同じ?
裏渡世で売り出し中の義賊黒猫・お夏と直次郎は、表向きは深川の阿弥陀長屋の大家と店子だった。
二人の噂を聞いた、江戸の盗っ人を束ねる〝置神の半兵衛〟が長屋に来て、殺された金貸し九郎蔵の頭 ・極悪非道の百舌の龍之介を探してほしいという。
九郎蔵を殺したのは、百舌龍を親の仇と追う太股に彫物 の武家娘・ 初糸だったが…。
黒猫と初糸、半兵衛は百舌龍に行き着くのか。
内容説明
佐渡金山から輸送の金の延べ棒、奉行の江戸屋敷までは確かにあったのだが、江戸城に運び込む段になり十本抜き取られていたことが判明。表沙汰にできないまま奉行は切腹。内密に探索中の忍びが襲われ、今わの際、黒猫直次郎に探索を託す。「義」に生きる黒猫は延べ棒のありかを探り始めるが、行方は杳として知れない。闇に蠢く輩が見え隠れする中、二人は延べ棒を見つけ出せるのか?
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 皇室と王室の解体新書