出版社内容情報
南町奉行・根岸肥前守鎮衛。老年ながら供も連れずお忍びで自ら市中の探索を行い、名奉行とうたわれていた。そんな鎮衛を狙う一団から救ったひとりの青年。気品あるたたずまいであったが、彼には記憶がなかった。新シリーズ第1弾!
内容説明
名奉行根岸肥前守の下、名無しの凄腕拳法“番外”同心誕生の発端は、御三卿清水徳川家の“開かずの間”から始まった。そこから聞こえる“物の怪”の経文を耳にした菊千代(将軍家斉の七男)は、物の怪退治の侍多数を拳のみで倒す“手練”の技に魅了され教えを乞うた。願いを知った松平定信は、『耳嚢』なる著作で“物の怪”にも詳しい名奉行の根岸に、その手練との仲介を頼むと約した。
著者等紹介
牧秀彦[マキヒデヒコ]
1969年、東京都国立市に生まれる。早稲田大学卒業後、会社員を経て職業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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