出版社内容情報
椿平九郎二十七歳。出羽横手藩十万石内山城守盛義の馬廻りであったが、野駆けに随行中、盗賊から藩主を守った事件をきっかけに、留守居役に抜擢される。
横手藩相伝の秘剣「朧崩し」の伝承者で、実直で曲がったことが大嫌い。
そのため、老練さを要求される留守居役の役目に悩み、迷いながらもながらもお家のために奮闘することに。
内容説明
仇討ち免状を与えた若田小四郎に会ってまいれ―出羽国横手藩十万石の二十八歳の留守居役・椿平九郎は江戸家老より命じられた。小四郎の父・小兵衛は藩主の兵法指南役で道場主だが、三日前、背を斬られて殺された。同時に失踪した師範代の熊谷格之進が下手人と目された。だが人格高潔な師範代がなぜ師を、しかも背から斬った?真の理由を明かさない師範代…。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。2017年、「居眠り同心 影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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