経験する機械 - 心はいかにして現実を予測し構成するか

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経験する機械 - 心はいかにして現実を予測し構成するか

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480847546
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0040

出版社内容情報

心・身体・世界はどうつながっているのか。人間の能動的な予測が、世界を絶えず構成するメカニズムを解き明かす。認知科学の世界的第一人者による理論的集大成!


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mim42

14
「脳は予測する機械である」に関する一般解説書。個人的にサプライズはほぼ無かった。哲学と科学の境目が微妙な領域だが、後者の体系の下で得られた知見や仮説に拠る所が大きそう。とはいえ本書は数理的な言語で書かれている訳でもなく、内容が実際にどれほど証拠に基づいたものなのか判断に戸惑う箇所がある。参考文献は科学・哲学ともに豊富なので単なる「俺はこう思う」では無い。精読はディープリサーチ向けタスク。気になる鍵語としては、好奇心、ムーニー画像、内外受容と固有受容(行動)の三受容、治療VR、身体予算、適合率調節。2025/11/16

jackbdc

12
面白いが腹落ちしきれず。先ず、知覚は世界を当てにいくゲームだが複雑すぎて脳は全部を処理できない。このため先に仮説を作っておいて外れた部分だけ修正する仕組みを採る。加えて、身体が脳の負荷軽減のため外部計算を請け負い身体が自動で処理することで脳に高次処理へ集中する余力を付与する。さらに、環境が認知の一部を担うよう人間は日々環境を作り変えているとか。これらの仕組みによりヒトの認知が高速化、効率化できるようになったという話。ググって再考し、違和感の正体が能動性の過大評価、即ち情動や社会性の説明不足に起因かと。2026/02/14

みのき

3
脳は都度入力される事象(視覚・聴覚等)から意思決定しているわけではなく、わずかな情報から予測し、エラーがあれば是正することでスムーズな行動を可能にしている、という。「経験」というよりは「記憶」という方がしっくりくるように思えた。”拡張された心”の理論(紙に思考過程を書き殴ることこそ仕事(研究)そのものというファインマンの話が面白い)と、”正直なプラセボ”(偽薬とわかっていても効能がある)が特に興味深かった。2026/01/19

Go Extreme

3
脳は予測機械 生成モデル 予測エラー 精度の重み付け 知覚の本質は制御された幻覚 脳が欠けている部分を予測で補う ファントム・バイブレーション現象 脳が予測している プラセボ効果 脳の予測メカニズムが機能不全 ノシセプティブ痛 脳の予測メカニズムを再キャリブレーション 自閉症スペクトラム 予測エラーと学習 感情も予測される 予測エラー動力学 ゾーンに入った状態 自己確認的なサイクル 精度の重み付けに対するコントロール 行動は予測エラーを減らすため 予測メカニズムの調整には限界がある 経験に対する主体性回復2025/11/17

Tatsuo Mizouchi

2
脳の予測処理理論。脳はわずかな情報をもとに未来を予測し、処理していく。そのためには、様々な経験と予測エラーの蓄積が必要。それにより予測の精度をあげていく。この経験が少ないと予測できない事態に会ったときにパニックに陥る。体験格差の問題は単に経験による知識や技術、あるいは仲間の獲得という表層的なことではなく、脳の予測処理の精度をあげ、不確実性に耐える能力を獲得するこということか。また、自らの身体能力も内部データとして入ってくるので、身体能力も予測処理能力に寄与するということだね。知らんけど。2025/12/22

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