出版社内容情報
父、母を相次いで亡くし、津軽からひとり江戸へ出た少年、鹿取寒九郎、その孤独な戦いを描く人気シリーズ!
内容説明
白神山地で谺一刀流に磨きをかける北風寒九郎。谺仙之助の血統を根絶やしにせんと寒九郎を追う者たちの理由とは?北の地でも開港を目論見、利権を得ようと幕府内に蠢く隠謀の数々。闇から放たれた追手の影は寒九郎とその縁者を追い詰めてくる。ついに叔父・真之介にも迫る魔の手の存在を知り、江戸に戻った寒九郎を待ち受けていたものとは…?
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
74
物語が急展開していきます…目が離せません。シリーズ7作目。字の大きさは…中。北風(鹿取)寒九郎は、祖父、谺一刀流の開祖、谺仙之助が残した谺一刀流を津軽白神山地で研鑽し、真正谺一刀流を起こすまでに成長します。この物語は、字も大きく、テンポも速くて読みやすです。今回は、寒九郎の周りの人たちが次々に殺されて行きます。もしかして次作でこの物語は、終わりなのかと思われますが。寒九郎は、十三湊を出るとき安日皇子の娘・レラ(風)姫を残して江戸に帰って来たが。このままの流れで行くと、次作は仇討ちで完か?2021/07/23
とし
73
北風侍 寒九郎「江戸の旋風」7巻。お~事態は急展開緊迫してきましたね、いよいよ本懐を遂げることが出来るのかな。2022/03/01