出版社内容情報
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く目付十人の清々しい活躍。人気シリーズ第8弾!
内容説明
夕刻、目付筆頭の妹尾十左衛門が帰る自邸門前に、裃姿で平伏す白髪の侍がいた。話を聞くと、横領の罪で捕らえられた息子が身の潔白を証さんと切腹したという。大目付への「駆け込み訴え」も埒が明かず…、やむを得ず…。すでに決着のついたもの故、十左衛門が私的に調べ始めると、謂われのない罪だった。「怖く煙たい目付」が「頼られる目付」になるには…?
著者等紹介
藤木桂[フジキカツラ]
千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。幕府目付たちの活躍を描く、本シリーズ第一弾『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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