出版社内容情報
「世のため人のために働け」の家訓を命に、金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえぐ小普請組の若旗本・高山和馬。ある日、ひょんなことから見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰る。実はこの老人、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けたスーパー爺だった!
和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に!
好評シリーズ第5弾!
内容説明
「いいんだよ、その爺さんは…強靱で武芸百般…ほっといても大丈夫」と町方同心からいわれる吉右衛門だったが、本当に腰を痛め診療所に担ぎ込まれる。そこに意識も朦朧とした老人が運ばれてくる。医師の竹下はその顔を見て、老人に助けられた遠い記憶を蘇らせる。貧乏旗本の高山和馬とスーパー居候の吉右衛門、二人のお節介虫が騒ぎはじめ、語らぬ老人の過去を探ると…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
68
ご隠居は福の神「狸穴の夢」5巻。異次元の世界も面白かったですね、今回も幸せいただきました。 2021/08/03
雅
49
不思議な魅力で人を幸せにするご隠居様。会ってみたいな。まさかの異次元トリップもなかなか面白かった2021/07/02
ERI
1
今回の短編も人は自分の心持ち次第で生き方は如何様にもなると教えてくれたけれど 狸穴の夢には考えさせられた 「誰でも色々な不満があって、知らないうちに積もり積もる…けどね正直に素直に本音を語っているうちに、もうひとりの自分が見えてくる。そこに真実があるんだねえ。」足るを知って生きよう~生を受けた誰もが日々様々なことに出会いながらも懸命に生きているということだ2024/11/22
りんごさん
1
まだまだシリーズは続くけれどいったんここでお終いにすることにしました。 軽く読めて楽なのだけれど少し飽きてしまった。 狸穴の夢の章はなんだか無茶苦茶な感じ。2024/10/22
Masayoshi Arakawa
1
20210518図 いただきました❗2021/05/18