出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
元武家で、刀を包丁に持ち替えて料理人になった時吉は、師匠である長吉の娘のおちよと結ばれ、跡取り息子の千吉が生まれた。のどか屋は二度の大火で焼かれたが、多くの常連客に支えられ、旅籠付きの小料理のどか屋としていまものれんが続いている。来年からは、千吉がのどか屋の花板で、おようが若おかみ、おちよは大おかみだ。時吉はやがて長吉の見世を継ぐことに…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
47
とうとう千吉が結婚。思えば遠くまで来たもんだ。これから本格的に代替わりするのかな?2021/02/13
はにこ
37
いつもほっこりな「のどか屋」シリーズだけど、今回は大した事件も無く、より平和だったなぁ。千吉が結婚したり二代目のどかが出産したりとめでたいことも多かった。ゆきが年取ったり、長吉が店を譲ったりと世代交代も。この物語の結末ってどうなるのかしら。2021/08/13
ううち
13
第30弾。とうとうご結婚!おめでとう!今でいったら高校生のような気がしなくもないが…昔の人は小さい頃から働いて、しっかりしていたんだよね。まだ続きそうな気もするけど読了します。2023/12/20
グラスホッパー
13
読み始めると、江戸時代にタイムスリップして、のどかやを身近に感じる。シリーズ30作目で安心して読める内容だった。2022/08/25
ざるめ
13
よ組(火消し衆)の甚句が大好き(^o^)今回は長吉の旅立ちと千ちゃんの祝言で二回も聞けて嬉しい♪話は新婚さんの甘々話の一冊かな?と思っていたら、荷車引きが暴走する「あおり組」が出たり、子猫の貰い手を探したりといつもの のどか屋 でした(*´∇`*)2021/09/25