出版社内容情報
札幌や、小樽の歴史的な街並みを舞台に人間関係に悩み心が傷ついたまま退職した主人公・仁志日向が、就活の最中に「なんたる(南小樽)」で、ふと立ち寄ったカフェの店主の優しさや薬膳的な料理にこころ救われ、このカフェで働きながら自分を取り戻していく……
本作品の作家、イラストレーターともに札幌在住。
・田丸久深
北海道出身、札幌市在住の小説家。2015年に第10回日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞の最優秀賞を受賞し、『僕は奇跡しか起こせない』(宝島社文庫)でデビュー。
既刊『YOSAKOIソーラン娘 札幌が踊る夏』(宝島社文庫)、『眠りの森クリニックへようこそ~「おやすみ」と「おはよう」の間~』(幻冬舎文庫)と、札幌市を舞台にした作品を執筆。北海道を舞台にした作品を書き、道内の読者に楽しんでいただけ、また道外の読者にも北海道の魅力を感じてもらえるような物語を目指す。
・水溜鳥
北海道在住のイラストレーター。イラスト以外にもキャラクターデザインや小説、講座本の挿絵を担当。20年3月に初の画集『まどろみの夢と光の箱庭』を発売し東京銀座で個展、大丸藤井セントラルでは5月31日までフェアを開催。
現在は母校でもある北海道安達学園札幌デザイナー学院のオープンキャンパスで月に一度程度特別講師として講義をおこなっている。同学院で使用されているキャラクター「primary vivi」のキャラクターデザインも担当。
内容説明
短大卒業後、札幌で働いていた仁志日向は、人間関係に悩んで心に深い傷を負い、そのまま退職してしまう。次の仕事を探さないといけないと気は急くものの、うまくいかない就活で疲弊していく日向。そんななか、南小樽でふと立ち寄ったカフェ「オリエンタル」は、薬膳の知識を活かした料理で心々の心を癒やすおやすみ処だった。店主の旭やそこに集う人々の優しさにつつまれ、日向は自分らしさを取り戻していく―。
著者等紹介
田丸久深[タマルクミ]
1988年、北海道生まれ。2015年に第10回日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞の最優秀賞を受賞し、『僕は奇跡しか起せない』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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