出版社内容情報
幸と不幸が目まぐるしく訪れる体質の文緒。幼き日に出会った「魔法使い」の青年・宗隆と再会し押しかけ弟子となるが収支は火の車で!?
内容説明
仕事と家を失くした日に、昔、自分を救ってくれた青年・宗隆と再会した文緒。怪我をさせた代わりに弟子として彼の家に住み込み、身の回りの世話をすることに。「幻香師」という耳慣れぬ職を生業とする宗隆だが、移動はタクシー、食事は出前、しかし、今月の収入はゼロ！浮世離れした経営ぶりに、文緒は貧乏暮らしで磨いた生活力を遺憾なく発揮する。あたため続けた初恋が再燃しているのは隠しおおせている…はず！？
著者等紹介
青谷真未［アオヤマミ］
『鹿乃江さんの左手』で第二回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、同作でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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相田うえお
90
★★★☆☆20077【恋する弟子の節約術 (青谷 真未さん)】就職した店が1ヶ月で閉店となり職を失い、アパートが火事で住むところも無くし、両親も祖父母もいない女性が主人公。彼女が車に轢かれそうになったところを通りがかりの男性に助けてもらったんですが、男性は軽い怪我をしてしまいます。彼女はお詫びに身の回りの手伝いもあるから住み込みで弟子にして！と。幻香師という聞き慣れない仕事をするズボラな金銭感覚の師匠(彼)と節約上手な弟子(彼女)の暮らしがスタート〜みたいな始まりです。対象年齢若めでしょうが楽しめました。2020/07/26
coco夏ko10角
17
昔救ってもらった幻香師の宗隆と再会し住み込みで一緒に過ごすようになったが…。まず「幻香師？」となったけどお仕事の様子がちゃんと。宗隆の超お坊ちゃま設定があまり活きてないような。でも文緒の体質のことはそうだったのかと。様々な依頼に対応する短編集続編があってもよさそう。2022/05/02
にゃうぴょん
12
面白かったです。読みやすくさらっと楽しめました。文緒さんの不幸体質が解決してこれからの二人の師弟生活が楽しみですね。2020/07/31
sugar&salt
10
浮世離れした金銭感覚の幻香師、宗隆の元に弟子入りした文緖。幻香師って何？？って思ったけど、組紐作ったり、香炉作ったり、草木染めしたり、魂光(オーラのようなもの）が見えたりと凄すぎる…。文緖も願ったことは叶うけど、1ヶ月後位には元の状態か以前よりも悪い状況になる不幸体質で、その原因にはビックリしたなー。宗隆への想いがダダ漏れの文緖とその気持ちに気付かないフリをするも照れる宗隆のやり取りが好き！2021/06/09
MAMI．
8
★★★★☆2021/07/06
