出版社内容情報
独特の倒錯世界でファンを魅了する、著者の濃厚かつ圧倒的な代表作!
内容説明
美大生の朝人に、小学校の同級生から電話があった。担任だった妃美子が連絡を取りたがっているという。早速彼女に電話をすると、「会わない?」と。実は朝人はかつて彼女の手で射精させられた経験があったのだ。期待と不安を抱えて彼女の部屋に。だが、思わぬ展開が待ち受けていた…。巨匠によるディープな官能エンタメの傑作!
著者等紹介
館淳一[タテジュンイチ]
1943年北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒。芸能誌記者、別荘管理人、フリー編集者を経て1975年新感覚のSM作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
1
「過去の秘密」が「新たなる秘密」に繋がっていく。小学生の悪餓鬼を、女教師としての武器を使って「矯正」。しかし、いわゆるフフフの世界ではなく、ウームのバイオレンス的な世界を垣間見ることのできる被虐(加虐)型エロス小説といえようか。こういう世界はあまり好きではないのだが、小説としてはなかなかの面白さを追究していたのは評価できる。 館さんの本に出てくる「女教師」は年下の少年に女装させたり、いろいろと…。 気をつけよう、女教師には? 優しく…ならいいけど、怖い女教師もいるようだから……。2019/03/12