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出版社内容情報
国を継ぐ気でいた王女アメリア。しかしまさかの降嫁! さらに初対面のはずの夫リクハルドは、異常なほどアメリアを愛していて!?
内容説明
放蕩者の兄と幼く引っ込み思案な義弟の間で、アメリアは女王になると決め勉学に励んでいた。そんなある日、父王からまさかの降嫁を言い渡される。まったく気の進まないアメリアだったが夫となるユルハイネンの領主リクハルドは、異常なほどアメリアを愛していて!?黙っていればとんでもなく美形な上、盗賊から救ってくれた彼は昔本で読んだ騎士そのもの。行き過ぎた愛情に若干引きつつも、次第に惹かれ始めるアメリアだったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまと
8
ヒロインに執着する残念ヒーロー。作者さんらしい、お話でした。ドキドキとかは無かったけど溺愛ものは大好きなのでで楽しく読めた。あと 伏せ字の戒めのまじないが、わからなかったー。2018/07/05
sweet""
8
ともかくヒロインが好きでなつきまくるヒーローと、その激情に巻かれ運ばれいただかれてしまうヒロイン。王となるため精進してきた毅然とした女性の筈のヒロインだが、ヒーローの暑苦しい愛情に翻弄されっぱなし。それでも彼女なりに貴族子女の情報交換会(淑女の会)で仕入れた怪しげな知識を総動員して理解に勤めようとするさまがおかしい。常に気を張っていたヒロインの心の開放や、突然の降嫁にまつわる陰謀などそれなりのエピがあるのだが、ヒロインを手中に収めたヒーローの浮かれ暴走っぷりの前に霧散。勢いのある話だったなぁ。2018/06/12
梅代
2
ヒーローの登場シーンに、「正統派ヒーローきた!!?」と思ったら…作品のタイトルに深く納得しました。これ程しっくりくるタイトルもあるまい。女王になる覚悟で血の滲む努力をしてきたヒロインが辺境の地に降嫁させられるも、ヒーローの(危なめの)愛や嫁いできた土地の生活の楽しさに、心を回復していく展開が繊細で好きです。そして終盤に、この降嫁そのものがヒロインを守る為の策だと分かるところの足元掬われる感じ!楽しかったです。満足。2020/12/09
よむよむ
0
秋野さんにしてはヒーローの変態度が抑えられてて物足りなさが…それでも暴走しまくりで微笑ましいんだけどね ヒロインの勘違いはそんなことある?!や、話し転がすためなら必要なのか2021/05/30