出版社内容情報
「何かがいる、見られている」「あの世からの贈り物」・・・全国から寄せられた膨大な霊体験談から47のとびきり怖い話を厳選収録。
内容説明
「ウグッ…ゴブッ…ゴヘッ」不気味な音を立ててプリンターが吐き出したものは…「これから、そっちへ行きます」。毎晩夢で一緒に遊んだ彼女との約束…「夢でよかったと思ったとたんに」。事故で死んだ少年の話を聞いたばかりに…「この話を聞いた人のところに深夜」。川面に映る無数の顔のなかに…「飛び降り自殺の名所」。全国から寄せられた膨大な数の霊体験談から厳選した、とびきり怖い話。
目次
第1章 究極の怖い話(「かんきせん…から…入ろう」;「これから、そっちへ行きます」 ほか)
第2章 血も凍る恐怖スポット(死を招く「悪夢」;夏の夜に、山上で少女がすすり泣く ほか)
第3章 日常を切り裂く歪んだ空間(私の部屋だけが家賃五千円の理由;午前一時になると天井裏で… ほか)
第4章 恐怖に誘う不思議な話(“夢でよかった”と思ったとたんに…;「…誰か、殺してくれんかのお」 ほか)
第5章 怨霊が潜む魔界への扉(凶運をふりまくレストラン;夢を断たれた「花嫁」の怨念 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
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本書のカバー・イラストは間違いなく稲川淳二さんの雰囲気を醸し出していますね。我々が暮らす日本の国ならではの如何にもどれも本当にありそうな47の恐怖実話集ですね。私自身はそれ程に幽霊の存在を信じはしない性格ですが、立て続けに薄気味悪く怖い話を夜中とかに読んでいる内に本当に何か超自然の存在を感じられる気分になってきちゃいますね。「頭が半分グチャグチャの男の子」「霊気ただようエレベーター」「亡者が連れにくる崖」「廃バスの前に立つ血染めの女」「教室にポツンと謎の永久空席」タイトルを読むだけでも、ぞっとしますよね。2020/01/30