出版社内容情報
★名著を名解説で楽しむ!
「芥川&三島」W受賞作家にして、“読書の達人”大岡玲による知的興奮に富む書評エッセイ! カフカにマルクス、司馬遼太郎。水滸伝からゴルゴ13……。誰もが名を知る古典や文豪の名作は言うに及ばず、埋もれたノンフィクションの佳作から、各分野の専門家たちの労作、そして古今の人気漫画まで。混迷の時代に読むべき名著・傑作を網羅。そこに展開される話題のレパートリーの多彩さは、博覧強記の作家の面目躍如だ。
★優れた書評は文学であり、鋭い時評でもある――。
稀代の読書家が紡いだ100話に及ぶ手練の時評は、必ずや読んだ者の心と知性を揺さぶるはず。令和元年5月から始まった「日刊ゲンダイ」誌の連載コラムを元にまとめ上げた本書は、いわば、読書日記の形で語った令和のクロニクルとしての一面を併せ持つ。コロナ禍に始まり、ウクライナ紛争や安倍元首相銃撃など激震が続いたこの3年半に思いを馳せて読み進めれば、時代を照射する著者の深い洞察を改めて感得できることだろう。
★100書評、読んでから読む、100名著。
“書評の匠”による名著を読み解くプロセスは、本を読む楽しさ、学ぶことの悦楽を改めて教えてくれます! 一読すれば、「時代」と「世界」への理解が深まること請け合い。
Part1 知恵と知識の博覧会! 専門家の著した傑作 29編
時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない/歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残れば、なお良し/言葉の重みに真正面から取り組む/科学は実に愉快である
Part2 やっぱり凄い古典的名作 26編
名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある/混迷の時代の今だからこそ、読み返すとハッとする古典/ 古代中国のロマンに思いを馳せる
Part3 この世界のリアルを描く 21編
この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える/複雑にして怪奇きわまる世界を読み解く/政治を政治家に語らせてはいけない/ユニークな戦争モノを掘り起こす
Part4 人生の愉しみを語る 11編
人はなぜ旅に魅かれるのか/呑んで、食べて、愛して/芸能界の面白さは、洋の東西を問わず
Part5 作家の魂に触れる 13編
本の中のキャラクターに惚れる/この著者の意気地が好きだ/埋もれた作家の数奇な作品に光を当てる
内容説明
名著を名解説で楽しむ!水滸伝からマルクス、司馬遼太郎、ゴルゴ13まで混迷の時代に読むべき傑作を網羅。「芥川&三島」W受賞作家による心と知性を揺さぶる読書クロニクル!優れた書評は鋭い時評である。
目次
1 知恵と知識の博覧会!専門家の著した傑作 29編(時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない;歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残るのも、悪くない;言葉の重みに真正面から取り組む;科学は実に愉快である)
2 やっぱり凄い古典的名作 26編(名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある;混迷の時代の今だからこそ、あらためて読みたい古典;古代中国のロマンに思いを馳せる)
3 この世界のリアルを描く 21編(この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える;複雑にして怪奇な世界を読み解く;政治を政治家だけにまかせてはいけない;ユニークな戦争モノを掘り起こす)
4 人生の愉しみを語る 11編(人はなぜ旅に魅かれるのか;呑んで、食べて、愛して;芸能界の面白さは、洋の東西を問わず)
5 作家の魂に触れる 13編(本の中の登場人物に惚れる;この著者の意気地が好きだ;懐古から予見まで。数奇な作品に光を当てる)
著者等紹介
大岡玲[オオオカアキラ]
作家。1958年生まれ、東京外国語大学大学院修了。1989年に『黄昏のストーム・シーディング』で三島由紀夫賞を、1990年に『表層生活』で芥川賞を受賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセー、翻訳など幅広い分野で活躍。東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
中玉ケビン砂糖
壱萬弐仟縁
ムーミン2号
田中峰和