一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本

個数:
電子版価格
¥1,320
  • 電書あり

一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月24日 05時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 344p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065299968
  • NDC分類 019
  • Cコード C0291

出版社内容情報

★名著を名解説で楽しむ!
「芥川&三島」W受賞作家にして、“読書の達人”大岡玲による知的興奮に富む書評エッセイ! カフカにマルクス、司馬遼太郎。水滸伝からゴルゴ13……。誰もが名を知る古典や文豪の名作は言うに及ばず、埋もれたノンフィクションの佳作から、各分野の専門家たちの労作、そして古今の人気漫画まで。混迷の時代に読むべき名著・傑作を網羅。そこに展開される話題のレパートリーの多彩さは、博覧強記の作家の面目躍如だ。
★優れた書評は文学であり、鋭い時評でもある――。
稀代の読書家が紡いだ100話に及ぶ手練の時評は、必ずや読んだ者の心と知性を揺さぶるはず。令和元年5月から始まった「日刊ゲンダイ」誌の連載コラムを元にまとめ上げた本書は、いわば、読書日記の形で語った令和のクロニクルとしての一面を併せ持つ。コロナ禍に始まり、ウクライナ紛争や安倍元首相銃撃など激震が続いたこの3年半に思いを馳せて読み進めれば、時代を照射する著者の深い洞察を改めて感得できることだろう。
★100書評、読んでから読む、100名著。
“書評の匠”による名著を読み解くプロセスは、本を読む楽しさ、学ぶことの悦楽を改めて教えてくれます! 一読すれば、「時代」と「世界」への理解が深まること請け合い。

Part1 知恵と知識の博覧会! 専門家の著した傑作 29編
時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない/歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残れば、なお良し/言葉の重みに真正面から取り組む/科学は実に愉快である 
Part2 やっぱり凄い古典的名作 26編 
名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある/混迷の時代の今だからこそ、読み返すとハッとする古典/ 古代中国のロマンに思いを馳せる
Part3 この世界のリアルを描く 21編 
この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える/複雑にして怪奇きわまる世界を読み解く/政治を政治家に語らせてはいけない/ユニークな戦争モノを掘り起こす
Part4 人生の愉しみを語る 11編 
人はなぜ旅に魅かれるのか/呑んで、食べて、愛して/芸能界の面白さは、洋の東西を問わず
Part5 作家の魂に触れる 13編 
本の中のキャラクターに惚れる/この著者の意気地が好きだ/埋もれた作家の数奇な作品に光を当てる



内容説明

名著を名解説で楽しむ!水滸伝からマルクス、司馬遼太郎、ゴルゴ13まで混迷の時代に読むべき傑作を網羅。「芥川&三島」W受賞作家による心と知性を揺さぶる読書クロニクル!優れた書評は鋭い時評である。

目次

1 知恵と知識の博覧会!専門家の著した傑作 29編(時には専門家の書いた傑作で「知ったかぶり」も悪くない;歴史とは探検・探索するもの。最後に闇が残るのも、悪くない;言葉の重みに真正面から取り組む;科学は実に愉快である)
2 やっぱり凄い古典的名作 26編(名作を再読する悦楽。そこには必ず発見がある;混迷の時代の今だからこそ、あらためて読みたい古典;古代中国のロマンに思いを馳せる)
3 この世界のリアルを描く 21編(この時代に生きる人々を観察し、記録し、考える;複雑にして怪奇な世界を読み解く;政治を政治家だけにまかせてはいけない;ユニークな戦争モノを掘り起こす)
4 人生の愉しみを語る 11編(人はなぜ旅に魅かれるのか;呑んで、食べて、愛して;芸能界の面白さは、洋の東西を問わず)
5 作家の魂に触れる 13編(本の中の登場人物に惚れる;この著者の意気地が好きだ;懐古から予見まで。数奇な作品に光を当てる)

著者等紹介

大岡玲[オオオカアキラ]
作家。1958年生まれ、東京外国語大学大学院修了。1989年に『黄昏のストーム・シーディング』で三島由紀夫賞を、1990年に『表層生活』で芥川賞を受賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセー、翻訳など幅広い分野で活躍。東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

85
詩人の大岡信さんの御子息で大学教授の著者が日刊ゲンダイに連載したものを分野別に整理してまとめられたものです。選んだ1冊の本を通してその時々の世相についても語られており時代背景もわかります。1冊の本について3ページという手ごろな感じの文章割合で比較的最近時に書かれたものが殆どです。分野もコミックから歴史、文学、経済書までの様々な分野があって楽しめました。2023/01/05

中玉ケビン砂糖

74
前掲書と比べるとこっちも参考にはなるが、「とりあえず選んどいたやつから、週一ペースで書けますか?」「(私見も交えて)なるほど興味深い!」で出来上がりの感は否めない。新書縛りでなく文芸を含めた「快著」で綜合的に構成しているので、茶飲み話での嗜みくらいにはちょうどいいといったところ。積読は積んでおくだけでも教養を醸成する効果があるというが、積みすぎには注意したい。そろそろ倒壊の危険性が懸念されるわけで……。2023/11/13

壱萬弐仟縁

61
O図書館。経済学の大筋が十日程度でわかる凄い本。それは、長沼伸一郎著『現代経済学の直感的方法』講談社(036頁~)。<農業経済はなぜ敗退するのか>は読んでみたい(038頁)。個人的には、豊作貧乏、凶作貧乏、では、どないするっちゅうねん? だからね。。「貧困は自己責任」という悪意はこの世から消えてほしい。それは、チャールズ・ディケンズ著『クリスマス・キャロル』光文社古典新訳文庫(157頁~)である。救貧院は、日本史でもかつて悲田院、施薬院を思い出すが、いずれにしても、貧しい人を社会的に救う術は今も重要。2023/03/22

ムーミン2号

12
あらゆるジャンルを網羅していることにも驚くが、それ以上に内容の見事さに脱帽する。軽妙な語り口でもって語られていたり、著者周辺の出来事から対象の本へと導いていたりと読むのに難しいことなどはない。しかし、時に著者の思考が対象の本から飛翔して時事的な事象や政治にも言及がなされていくのだが、それがまた的を射たものであるだけに強い共感を呼ぶ。ちょっと大げさなタイトルだと手にする前は思ったけど、読んでみるとそれは裏切られることがないという珍しい本。読みたい気持ちがどんどん膨らんでいく。2022/12/07

田中峰和

5
既読の書籍も自分と違う視点で評価されると、再読したくなる。30年以上前に読んだ司馬遼太郎の「項羽と劉邦」。趙高が暗躍し秦帝国を崩壊に導く。宦官であることのコンプレックスから生まれた権力欲によって、ひたすら権謀術数にふける姿が鬼気迫ると紹介される。ほとんど記憶にないことを紹介されると読んでみたくなるものだ。「瘋癲老人日記」「眠れる美女」の比較も面白い。老境に入った文豪が思い描く性の観念には大きな隔たりがあった。池内版「カフカ小説全集」からカフカのイメージが変わる。185センチのスポーツマンだったらしい。2024/01/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20305184
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。