出版社内容情報
意中の人がいるのに公爵デリクから結婚を申し込まれた親友に代わり、ルーシーが断ることになる。ひと目見て互いに惹かれるが…
内容説明
伯爵令嬢ルーシーの親友キャスが公爵デレクから求婚された。うまく断れない親友のため、ルーシーも付き添うことになる。庭の垣根越しに公爵と話すキャスの後ろに隠れ、あらゆる拒絶の言葉を耳打ちするが、デレクは一歩も引かないばかりか、とうとうルーシーの存在に気づいてしまう。実はデレクも、大怪我をして死の床にある戦友から、遠い親戚のキャスを妻にと頼まれていたのだ。デレクは、絶世の美女ながら舌鋒鋭いルーシーに新鮮な魅力を感じるが、戦友を裏切れず…
著者等紹介
ボウマン,ヴァレリー[ボウマン,ヴァレリー] [Bowman,Valerie]
イリノイ州で生まれる。名門スミス・カレッジで英文学と歴史を専攻したあと、フロリダに居を移した。ジャクソンビルに家族とミニチュア・シュナウザーのハックルベリーとともに住む。デビュー作『淑女が教える初夜の秘密』(オークラ出版)が2012年ロマンティック・タイムズ誌のファースト・ヒストリカル・ロマンス賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
25
前半のおふざけに少々飽きてきて、こんなのいつまで続くんだろう、って思ったけど、後半のHOTシーンは、なかなか刺激的だった(///∇///) ヒストリカル読んでていつも思うんだけど、貴族の結婚って大変だわ~(^o^;)2018/02/01
キッチンタイマー
13
テンポは良かった。だから読み終えたんだけど、設定というかもう、時代設定からしてグダグダだったので痛かった。ヒロインが女性であることに抵抗感を感じるのにより高い公爵という地位に敬意を払うのか、言葉を選ばなくて知性が低いので傷病軍人に対する暴言は冗談なんだろうかとか。性的な知識がないはずなのに同じページで性器に外から触っちゃうとか、窓から入って玄関から出てくのは執事がいないのかとか。あと私がシェイクスピアの知識がなくて下敷きが感じられなくて失敗後で調べる。2018/03/19
EDAMAME
11
ヒロインの毒舌がすばらしくて女小藪さん(笑)私は嫌じゃない♡しかも自分にすごく素直で意地を張らないので読んでて爽快感がいい!中身の割に分厚いけど周りの登場人物が多いので仕方ないのかな。8作目まで上梓されてるようなので次が楽しみ。2018/02/07
矢田ふみえ
6
あふれる想いと罪悪感。友達が思いやる。なかなか面白かったよ。2018/02/12
romance_holic
4
ケンカップルな二人。丁々発止なやり取りに本人たち以外は『お似合いだよね?』と思ってます。ヒーローはよく知らない女性と強引に婚約をすすめ、親友に幸せになってほしいヒロインはあの手この手で邪魔をする。お互い相手を出し抜こうと知恵比べと我慢比べの様相でクスっと笑えるシーンも多数。最終的には恋の勝利者は二人だったかな。大事な人を幸せにしたい、約束を守りたいと、二人とも自分の幸せとは真逆の方向へ必死に頑張っていて、目指す結果が逆というのが可笑しかったです。2018/01/24