出版社内容情報
伊賀を継ぐ忍び奉行が、幕府にはびこる悪を人知れず闇に葬る!
内容説明
老中田沼意次が失脚し、松平定信が筆頭老中に就任。そんな中、閉門蟄居の前老中を刺客が襲ったという。勘定奉行柘植長門守正寔もまた刺客に襲われ、田沼家を襲った者と同じだという。さらに、意次と親しかった奏者番の稲葉大和と田安家付け家老の秋月図書が不慮の死を遂げる。田沼の隠し戝宝が囁かれる中、更なる刺客に襲われる長門守が、自らを囮に闇の真相を暴く!
著者等紹介
藤水名子[フジミナコ]
1964年、東京生まれ。作新学院を経て、日本大学文理学部中国文学科に学ぶ。1991年、『涼州賦』(集英社刊)にて「小説すばる新人賞」受賞。主に、中国・日本を舞台とした歴史小説、時代小説を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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