出版社内容情報
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手、矢内栄次郎が闇を裂く!吉川英治賞作家が人気シリーズ!
内容説明
田宮流抜刀術の達人矢内栄次郎は、八丁堀与力の崎田孫兵衛から、海産物問屋美浜屋の相談に乗ってほしいと頼まれた。若旦那の蔵太郎が呑み屋の女とはしご酒の末、女の家に誘われ、泥酔のあげく目覚めたら、女は消え、横に男の死体…。この四月から打ちつづく大店への押込みとの関わりは?南町奉行所と火盗改が追う“霞小僧”とは何者なのか?書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。1947年、東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犀門
2
#023★★★★☆2018/01/29
本の虫
2
幸兵衛に安太郎の企みを気づかせてくれた栄次郎。2018/02/04
真理そら
2
小杉さんの作品の中ではこのシリーズが一番好きかもしれない。この作者の三味線、浄瑠璃、長唄、新内などの描写は響きが聞こえてくるような気がするところがとても魅力的だ。ただ最近は栄次郎の謎解きと剣戟が増えてきたため三味線に憑かれたような面が弱くなってるのが少しさびしい。「霞小僧」の手口は面白い、従来の引き込み役より効果的な手法だけど、ものすごい美女が必要ではある。色っぽい美女に誘惑されたら用心しなくては…。2017/10/02
goodchoice
0
読了済み2023/11/07