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出版社内容情報
王女に生まれるも神の化身として男装し戦場を駆けていたパドメは戦勝国の王チャンドラに嫁ぐことに。父の仇に女を開花させられて…。
内容説明
戦装束に身を包み、荒ぶる女神のごとく振る舞えば兵は皆奮い立つ―王女として生まれながら予言により神の化身となったパドメ。しかし悪政により国は破れ、貢物として敵国の王チャンドラに嫁ぐことに。黒豹のように鋭く美しい男に誇りと純潔を奪われた初夜。一方、チャンドラは高嶺の花を欲望で踏みにじった背徳感と、もう二度と浮き上がれないほどの愛の深みにはまりゆく自分を感じていて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
13
うーん、ふつう。男装の女騎士もの。とはいっても予言のための男装で国中が知ってて、わりとすぐヒーローと結婚して王妃仕様になるので、よくある男装もののイメージで読むと拍子抜けします。戦勝国のヒーローと、敗戦国のヒロインなので、ムリヤリ始まりなのはしょうがないか…ただ、気持ちが通じたその後にも、誤解で嫉妬したヒーローが無理やりイタしたのはアカンわー。ちょいと話せば解ける誤解ですぜ。ただ、反省はできる男なのでよかったです。インド風なので、名前の語感がヒストリカルと違い、これはこれで雰囲気が良いなーと思いました。2017/11/18
anko
4
久々のコレ系はよくまとまってて文も読みやすいし当たりでよかった( ´∀`)ご都合主義バンザイ(ノ゚∀゚)ノ歴史モノは正義。インドいいよね…(*´Д`)学生時代ヒンドゥーの宗教本読む位には好きです2018/03/22
十六夜
3
固有名詞がすごく多い印象、国名だけでいっぱい出てくるし人物も多い。けどそんなものを置き去りにしても最後まで一気に読ませてくれるパワーがあった。ロマンスよりらしくヒーローの喘ぎとか入っているから苦手な方は注意。個人的には雰囲気に合っていてありだった。ヒロインが最初復讐に燃え上がっている割に心を許すのが早かったような、そうでもないような。ヒーローが自分のことヘタレだと自覚してへたれっぽく悩んでいるのが微笑ましいというかなんというか。ヒロインが強いからより際だってより気の毒というか。それも含め、とても楽しめた。2018/04/03
よっしー
3
前作が良かったので読んだけど…今回も良かった。パドメの義兄、スーリヤのスピンオフとかも読みたい。2018/03/23