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中村とうよう 音楽評論家の時代

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  • サイズ A5判/ページ数 585p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784576171005
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0076

内容説明

『ニューミュージック・マガジン』(現在の『ミュージック・マガジン』)と『レコード・コレクターズ』を創刊。ラテン音楽、フォークからロック、ブルース、ブラック・ミュージック、そしてワールド・ミュージックと、多彩な音楽に関わり、日本のポピュラー音楽評論の基盤を築き上げた中村とうようの人生を追う。

目次

音楽評論家の突然の死
京都府峰山町で過ごした少年時代
京都大学時代にポピュラー音楽に目覚める
さらに音楽にハマった東京での銀行員時代
苦しかった下積み時代
新人評論家、フォークと格闘する
『ニューミュージック・マガジン』編集長時代
ブラック・ミュージックへの道
燃えひろがるブラック・ミュージック
『ニューミュージック・マガジン』から『ミュージック・マガジン』へ
大衆音楽の真実が見えてきた
ワールド・ミュージックへの道
「名誉会長」になっても続く制作意欲
20世紀のポピュラー音楽を総括
透徹した音楽観に辿りついた晩年
武蔵野美術大学での最後の仕事

著者等紹介

田中勝則[タナカカツノリ]
1959年、東京都生まれ。慶応大学中退。1981年に『ミュージック・マガジン』で評論家デビュー。85年からブラジルで伝統的なサンバ音楽たちの録音をプロデュース。本国をはじめ、アメリカやフランスなどでも発売されて好評を得る。また90年前後からはインドネシアなどアジアの音楽もプロデュース。評論家としてもワールド・ミュージックの記事やレコード解説を幅広く執筆。97年からは自身のレーベルであるライス・レコードを立ち上げて、ワールド関係の最先端音源をリリースする一方、新録と復刻の両分野で自社制作盤を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

12
労作!!!。私のミュージック・ライフを豊かに導いてくれたとうようさん(と書いても面識はない。)。その生涯に渡る業績を網羅。「俗に生き、俗を離れる」、「真摯な変人」、「へんくもん」と評されるが、どれも、最高の賛辞に聞こえる。凄い仕事をした人なのだと改めて再確認。遅ればせながらご冥福をお祈りします。2017/12/12

湖上の煙

6
今から思えば所詮一過性のものだったとはいえ、ワールドミュージックブームをリアルタイムで経験できたのは、非常に幸福だった。そのワールドミュージックを精力的に推していた人物の一人(ていうか第一人者)が中村とうようだった。本書はその中村氏の評伝だが、僕も愛読してたミュージックマガジンの舞台裏も描かれていて、自分が一番熱心に音楽を聴いていた時代を、本書を通して追体験するような、いつもとは違うちょっと変わった読書体験だった。2018/07/12

tegege

4
冷静な筆致で無闇に感傷にならず、なおかつウェットな人間関係も踏まえて書く。伝記ながら完全客観視でないところが興味深い。評伝はこういうほうが面白い。2017/07/15

慶多楼

3
傑著!結構なボリュームながら、田中氏の語り文体は読みやすく、わざと少しずつ読む。年譜とか索引は、敢えてつけなかったのかな。2017/07/06

べらし

2
峻厳・孤高・無頼・ストイック… 言うは易し、行うは難し2017/12/09

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