内容説明
『ニューミュージック・マガジン』(現在の『ミュージック・マガジン』)と『レコード・コレクターズ』を創刊。ラテン音楽、フォークからロック、ブルース、ブラック・ミュージック、そしてワールド・ミュージックと、多彩な音楽に関わり、日本のポピュラー音楽評論の基盤を築き上げた中村とうようの人生を追う。
目次
音楽評論家の突然の死
京都府峰山町で過ごした少年時代
京都大学時代にポピュラー音楽に目覚める
さらに音楽にハマった東京での銀行員時代
苦しかった下積み時代
新人評論家、フォークと格闘する
『ニューミュージック・マガジン』編集長時代
ブラック・ミュージックへの道
燃えひろがるブラック・ミュージック
『ニューミュージック・マガジン』から『ミュージック・マガジン』へ
大衆音楽の真実が見えてきた
ワールド・ミュージックへの道
「名誉会長」になっても続く制作意欲
20世紀のポピュラー音楽を総括
透徹した音楽観に辿りついた晩年
武蔵野美術大学での最後の仕事
著者等紹介
田中勝則[タナカカツノリ]
1959年、東京都生まれ。慶応大学中退。1981年に『ミュージック・マガジン』で評論家デビュー。85年からブラジルで伝統的なサンバ音楽たちの録音をプロデュース。本国をはじめ、アメリカやフランスなどでも発売されて好評を得る。また90年前後からはインドネシアなどアジアの音楽もプロデュース。評論家としてもワールド・ミュージックの記事やレコード解説を幅広く執筆。97年からは自身のレーベルであるライス・レコードを立ち上げて、ワールド関係の最先端音源をリリースする一方、新録と復刻の両分野で自社制作盤を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kawa
湖上の煙
tegege
慶多楼
べらし