出版社内容情報
飛脚屋の居候は仮の姿、奥祐筆組頭烏丸菊次郎、地獄耳で「悪」を討つ! 新シリーズ第2弾
内容説明
剃髪して鬘をつけた町娘姿の死骸が無住寺で見つかる。十両もの大金を持っていたが、尼僧なのか。寺社方も難渋する事件であった。奥祐筆組頭の烏丸菊次郎と建部内蔵助、そしてその仲間たち―地獄耳の出番である。娘の敵を討ち、悪を懲らしめるために探索を続けるうちに、淫乱な御金改役が浮かび、しかも、水増し小判鋳造までが発覚して…。地獄耳が悪貨を駆逐する!
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
56
地獄耳「金座の紅」2巻。今回は金座(御金改役)と幕閣の悪がを烏丸菊次郎率いる地獄耳の仲間たちが悪を斬る、痛快でした。2017/05/28
えみ
55
悪事は暴かれる!どんな秘密も噂話も彼らの情報網から逃れることはできない。奥祐筆組頭・烏丸菊次郎をはじめ「地獄耳」の仲間たちが、私利私欲で好き勝手をして人まで殺めるという強欲で淫靡な悪党を成敗する、地獄耳シリーズの第2弾。今作は、はねっかえり娘の心中に隠し持つ熱情に次第に絆されていく菊次郎の気持ちがよくわかる一冊だった。剃髪の娘の死体発見から小判鋳造の水増しという不正まで、多発する悪事に探索をはじめる地獄耳。彼らは陰湿で手強い相手を懲らしめることができるのか。何とも切ない結末だけど、勧善懲悪の安心感は健在!2023/01/29
藤よい
3
出てくる悪人は皆、欲の塊…。 嫌ですね…。 事件の関係者が簡単に見つかって地獄耳たちに協力してしまうのが なんだか…。地獄耳たち、事件の解決に全く手こずる様子なし。2019/12/26
Masayoshi Arakawa
1
20171122 108 いよいよ関東にも紅葉が❗都立庭園をメインにさあ、行くぞ❗ってか⁉2017/11/22
goodchoice
1
第2巻はだいぶカジュアルな内容になり、メンバーの役割もはっきりしてきた。もう少し巻が進むともっと面白くなりそうだ。2017/06/19
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