出版社内容情報
「江戸広しといえどこれほどの女はおるまい」と北町奉行を唸らせた同心の妻・音乃。奉行の影同心として悪を斬る!シリーズ第2弾!
内容説明
江戸広しといえど、これほどの才女は…と北町奉行に言わしめた音乃は、今は亡き夫・巽真之介の父である元臨時廻り同心の丈一郎とともに、奉行直々の影同心として働くことになった。丈一郎がかつて火盗改に煮え湯を飲まされ、有耶無耶のままの真犯人を見つけたいと願うと、奇しくも奉行もその意向という。機知と機転の音乃と老練な丈一郎の探索は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
長くつしたのピッピ
7
いよいよ本格的に亡き夫の後を継いで影同心として働く音乃。美貌を武器に色仕掛けで敵の懐に入り込む手口は好きになれないが、勧善懲悪はスカッとする。いつか危ない目に愛想ではらはらしながら読んでいる。2019/02/25
天笑院たか姫
6
シリーズ第二弾!前回では、主人公が亡くなって度肝を抜かされて、アタアタしたけれど、亡き夫の遺志を継ぎ、舅・巽丈一郎と音乃は影同心として働くことになる。手始めの仕事は、12年前の押し込み強盗で下手人は挙がったが火盗改の過酷な責苦で獄中死した事件の洗い直しをすることになる。嫁・音乃と舅のコンビがいい味を出している。2016/06/18
Masashi Matsuba
2
「閻魔の真之介」の女房が影同心として働くシリーズ開始はここから。最初の探索は火盗改が12年前に扱った事件の、真の犯人捜し。殆ど何も証拠が無い中、音乃のカンと義父の丈一郎の洞察で事件を解きほぐしていく。なかなかの痛快物です。2018/05/30
犀門
1
No. 062★★★★☆2018/03/26