出版社内容情報
厳格だった父が亡くなり、キャロラインは結婚に縛られず恋を楽しもうと決心する。プレイボーイと名高いモンカーム卿に惹かれ…。原題『ロード・オブ・ザ・レイクス』。
内容説明
伯爵だった父はキャロラインをまるで幽閉するように育て、そんな父を亡き母も恐れていた。それなら私は結婚を夢見たりせず、恋を楽しもう―母の莫大な遺産を手にしたキャロラインは、兄の反対を押し切ってロンドンに家を借りるが、初めて呼ばれた舞踊会で放蕩者と名高いフィリップに出会い、ひと目で惹かれる。彼ならきっと、これまで知らなかった悦びを教えてくれるはず。ふたりはめくるめく夜を重ね、未来のない関係に溺れる。だがある日、フィリップはキャロラインを愛していることに気づき…
著者等紹介
ワイルド,ダーシー[ワイルド,ダーシー] [Wilde,Darcie]
アメリカ生まれ。ミシガン州に長年住み、現在も州内の大学町アナーバーに暮らしながら執筆活動を続けている。複数のペンネームを使い分けてミステリー、SF、ヤングアダルト小説を書き、1997年に書いた“Fool’s War”は“ニューヨーク・タイムズ”紙の年間注目作品ベスト100に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
9
フィフティシェイズを思い出してしまうほどの官能っぷりだった(≧▽≦) 久しぶりにドキドキした(≧▽≦) 内容もそんなに複雑ではなく、さらっと読めた(☆▽☆)2025/06/08
矢田ふみえ
4
順番は、違ったけど、まぁいいよね。描写は、読者サービスだね。 2017/12/30
romance_holic
2
伯爵令嬢のヒロインは、亡くなった母親の信託財産で兄から自立しようとロンドンに出てきます。放蕩者のヒーローは空しさを感じつつ、何が足りないかわからない、まわりの色眼鏡にあわせて演じているような気もする。そんなときに強く惹かれる女性に出会います。 二人とも家族の愛情に恵まれない生い立ちで、家族の情愛をいつも窓越しにながめ、自分自身が愛されることをどこかあきらめてしまっている気がします。好きな人にふさわしくなろうと、青年が恋によって大人になる様子が微笑ましくて、とっても素敵でした。2015/12/26
shushu
2
こんなもんかなぁ、という普通のロマンス本。SMチックな描写は今風というか売れ線というか。2015/12/31
まめもち
1
父と兄に世間から遠ざけられて育ったキャロライン。母の遺産が手に入ることになり、思うままに生きると決意し、ハンサムな放蕩者のフィリップと関係スタート。ホットシーンにアブノーマル要素入ってくるのかと思ったらそうでもなかった。厳しい兄さんが連れ戻しに来て対決するも、なんでそんなに妹に厳しいのかスッキリ解決しなかった。主役2人のいちゃいちゃの記録。2017/04/08