内容説明
どうしてもポルノ映画が観たくて、電動車イスに乗って初めて外出した中学三年生の夏休みの大冒険のこと、青山流オナニーの仕方、SEX体験談など“障害者と性”についてオモシロ真面目に考える一方で、障害者に対する偽善的行為に困惑し疑問符を投げかける。自己チューで正直で、照れ屋で臆病でプロレスが好きな、障害者のお笑い芸人の自伝。
目次
第1章 はたして私は不幸なのか?(私は私がかわいそうか?;人はなぜ私がかわいそうなのか?)
第2章 私には何ができるのか?(生まれて初めての単独外出;車イスの上の夜 ほか)
第3章 私を取り巻く人々について(笑いの中にある本音;母とは? ほか)
第4章 こだわっているのは誰か?(一人暮らし実現計画;将来の夢、私の構想 ほか)
特別付録 ホーキング青山、自分史を語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
daiyuuki
15
先天性多発性関節拘縮症のお笑い芸人ホーキング青山が、障害者に対する偽善的行為に対する違和感、障害者の性やプロレス愛などを赤裸々に語った自伝。車椅子の運転にまつわる失敗談、ホーキング青山のお笑い論(「常識の虚構性をお笑いが暴く時にお笑いが生まれる」は立川談志やたけしに通じるものがある)、障害者ならではのナンパテクニックなど、お笑いしながら障害者について知ることが出来る傑作ノンフィクションです。2015/02/11
石井は生きている
0
この人、最低だな、と感じる箇所がいくつもあった。同時に、やたら正直で、こういう人、嫌いじゃないな、とも思った。この種の書籍で、読後に、当人の苦労や何らかの感動がほぼ訴えらえれないということが、かえって著者の強さを如実に表しているようだった。けれど、癖が強いから、あんまり人にはおすすめできない。2012/08/10
kukeiha
0
ぞくぞくした
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