出版社内容情報
グレースは上司が殺害されているのを発見し、ショックを受けたうえ失職する。その後身の周りで不思議なことが起こりはじめ…
内容説明
仕事に情熱を燃やすグレースは、ある日、上司が殺害され、お酒の瓶が転がっているのを発見する。過去の恐ろしい記憶が甦った―十六歳のとき、男に襲われ、正当防衛から相手を殺してしまったのも同じ酒瓶だったのだ。再び過去の悪夢に悩まされはじめたグレースは職を失うが、そんなとき友人からジュリアスという男性を紹介される。ビジネスで大成功を収め、冷静ながらも情熱的な彼にグレースは惹かれていく。だが、死んだはずの上司から毎晩メールが届くようになり…
著者等紹介
クレンツ,ジェイン・アン[クレンツ,ジェインアン] [Krentz,Jayne Ann]
米国ロマンス小説界を代表するベテラン作家。サンノゼ州立大学で図書館学の修士号を取得し、デューク大学図書館で司書をしながら執筆活動を続けた。1979年に処女作を刊行以来、30作以上が“ニューヨーク・タイムズ”紙のベストセラーリストに載る。ヒストリカル作品にはアマンダ・クイック、パラノーマル作品にはジェイン・キャッスルと複数のペンネームを使いわけている。現在はシアトル在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
18
ポジティブなアファメーション(前向き思考の標語みたいなモノ)を考えるプロがヒロイン。対するヒーローの座右の銘は、「誰も信じるな」 と 「誰にでも隠れた意図がある」。ヒロインの会社の仲良し二人は、事件がいろいろと起こってみると、ひとりは詐欺師で、ひとりは殺人者。殺された社長は元詐欺師。ヒーローの座右の銘の方が正しいのでは(爆)。ロマンスは薄め、サスペンスも薄め。悪くはないけど再読はしないと思う。2016/04/06
veri
12
むかーしから眠れないタイプの人間で、最近ようやく眠れるようになってきた私にぴったりかもしれないタイトルwでもロマンティックなわりに甘々ではなかった。でもそれが逆に良かったらしく、ロマ本不振から少し抜け出せたかも。犯人も分かりやすいし、?なところもあるのだけど、なんだか読みやすかった。特別な感想は抱かなかったけれど、楽しめたかなと。でも少しサスペンス部分に重きを置いているせいかロマンス部分は駆け足に感じ、サスペンスも満足とはいえないかも?すこし辛口評価なのでした笑2015/12/10
アカツキ
10
自己啓発セミナー団体で働くヒロインは代表者の死体を見つけ、傍らに転がっていた酒瓶から16歳の時に殺人事件に巻き込まれて犯人を殺した記憶がよみがえる。失業したヒロインは再び悪夢を見始めるようになり、さらに死んだはずの上司からメールが毎晩届いて…。ヒーローはヒロインの幼馴染夫婦から紹介されたブラインドデート相手。アファメーションはちょっとしつこいスパイスだったけれど、ヒロインにメロメロなヒーローとの信頼感のあるロマンスは好きだし、サスペンスも面白くて良かった。クレンツは会話が楽しいからいいわ。2021/02/27
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
6
アファメーションという言葉を初めて知った。それが仕事として成立し、会社の業績アップにも繋がるなんて、私には理解できない世界だったけど、サスペンスは面白かった(☆▽☆)2025/06/23
M
4
アフォメーションを唱えながらポジティブな姿勢を貫こうとするヒロインと皮肉に構えたリアリストのヒーローの組み合わせが最初は受け付けなかったが、事件が進んでいくにつれて引き込まれた。犯人も意外で最後までドキドキしながら読み進められました。2016/10/02