出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺は、裏長屋で揉め事相談人に。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第14弾!
内容説明
筑波山の麓、二万二千石の常陸信太藩の藩主久世達匡が在所で何者かに拉致されたのを救出してほしいと、江戸家老の向原参佐衛門が、剣客相談人の長屋を訪れた。長屋の殿様と呼ばれる若月丹波守清胤は故あって爺と二人で出奔、八丁堀の長屋で「剣客相談人」として糧を得ている。家老向原によると、筑波の白虎党と名乗る一味から、五千両の身代金要求の文が届いたという…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
112
剣客相談人「秘太刀 葛の葉」14巻。筑波山での文史朗とあざみの哀しい恋の結末でした。2015/07/08
Totchang
9
筑波山は女体山877mと男体山871mの2つの峰からなる山である。最近小学2年生の孫娘と登山を楽しんだばかりだ。この巻の最後は女体山の岩場の上である。とても決闘などできないような場所だ。しかし剣客にとっては何ということもなく戦えるのであろう。今回も美しい女人剣士が登場した。2021/05/15
カラヤ3
1
大門の弥生に対する口の軽さは相変わらず。文史郎にはまだ殿様時代の名残が残っているようで、いい女にすぐ心がふらついている。2022/05/21