出版社内容情報
「なつかし」「かわいい」をキーワードに、消えつつあるもの消えてしまったものを縦横無尽に紹介するかわいい遊覧本。
目次
1 明治のきれいかわいい
2 2つの国の2つの博覧会へ
3 大正ロマンチカ
4 歌劇とレビュー
5 昭和の乙女ロマン
6 邸宅と家
7 すこしむかしのかわいいもの こと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
129
明治から昭和までのかわいいものを集めた本。かわいいと言っても小物だけではなく、建築や演劇、美術の作品なども紹介されている。ロマンではなく浪漫という言葉がよく似合う本で、ノスタルジックな感傷に浸ることができた。個人的に一番気に入ったのは大正ロマンチカの部分で、昔の日本にこれほどモダンで洒落た世界があったのかと驚いてしまった。多くの少女たちの写真が収められており、彼女のたちの微笑みや真っ直ぐな眼差しは、時を超えて私たちに美のはかなさを語りかける。2015/11/03
ナポリタンに牛乳
5
日本のむかしのかわいいものを集めた本...だそうで...。コラージュのような図の編集。なので、じっくり読めば面白いのかもしれないけど、パラパラめくって見るだけだと目が疲れる。この本の需要はどこにあるのかが気になる。2015/06/08
hitotak
2
明治~戦後直後くらいまでの日本のかわいいものを集めた本。とは言え今の目で見れば単純に可愛いだけではなく、もはや民俗学の範疇に入ってくるような風格すら感じる。現在撮影された写真も昔風のざらっと荒く、くすんだ色合いにしてあり、こだわりいっぱい。判型がほぼ正方形の左閉じ、掲載された写真も字もこまごまとしていてだいぶ小さい。小さい=かわいいなので狙ったものなのだろうけど、読みづらいのがもったいない。もうちょっと大きい写真で見たかったな。2017/11/12
みずうみ
2
かわいかった。かわいかったのだけど。この本にも取り上げられている『コドモノクニ』のような「本」がテーマと思いきや、”日本の(むかしの)かわいい(を集めた)本”だった。喫茶店「シャルル」のテーブルシュガー、「ヒヨコ」の書体が特に印象に残ったかわいさ。レトロできちんと手入れがされている喫茶店は、それだけでかわいい。人にも同じこと言えるなあ。2015/08/04
ロバパン
2
図書館で借りた本です。コラージュ素材にしてもかわいいと思ったのは言うまでも…2015/07/22
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- 和書
- ひと恋ひ歳時記 角川文庫