出版社内容情報
心臓を撃たれ重傷を負った戦士“V”。命を救った外科医ジェインに一目惚れするが…大人気〈ブラック・ダガー〉シリーズ待望の第五作
内容説明
“黒き剣兄弟団”のヴァンパイア戦士ヴィシャスは、夜の街で遭遇した敵を倒すが、直後に謎の銃弾で心臓を撃ち抜かれてしまった。外科医ジェインの懸命の処置により一命をとりとめた彼は、意識が戻るなり彼女に運命を感じて恋に落ちる。さらには病院を抜け出す際の混乱に乗じてジェインを誘拐してしまうのだった。軟禁された“兄弟団”の館で看病を続け、驚異的な回復をみせる彼のたくましさに触れるうち、いつしかジェインも主治医と患者の立場を超え、狂おしく惹かれあっていく…急展開のシリーズ第5弾!
著者等紹介
ウォード,J.R.[ウォード,J.R.] [Ward,J.R.]
ロー・スクールを卒業後、ボストンの健康センターや国内の医療センターにチーフ・スタッフとして長年勤める。そのかたわら、ロマンス小説を書きつづけ、2005年に発表した『黒き戦士の恋人』が全米で空前の大ベストセラーとなる。現在はアメリカ南部に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
89
ヴァンパイア戦士達が運命の女性と出会う『ブラック・ダガー・ブラザーフット』シリーズ第5弾。巻を重ねるほど物語が重層的になるのが魅力で860頁を一気に読ませる筆力に脱帽。今回はロマンスと並行して少年訓練生の成長と初恋、兄の伴侶に恋した戦士の苦悩、ヴァンパイア社会を生んだ【書の聖母】の秘密が描かれる。戦闘中に致命傷を負った【V】ことヴィシャスは、彼を救った外科医ジェインに運命を感じ誘拐してしまう。知恵者だがヘンタイのVと渡り合うジェインは、冷静さと情熱を併せ持つ女性。結ばれるまでの障壁の高さはシリーズ一番か。2015/10/25
アン
45
遂にヴィシャスの番です♪叶わぬ恋?ブッチに恋焦がれていたブッチがマリッサとラブラブなのを見ていられないV。で、ちょっと自暴自棄になってレッサーと戦って謎の人物によって銃撃され瀕死で病院へ。そして担当医が今回のヒロインのベス。Vも過去のトラウマが痛々しい。衝撃の事実ありでビックリ!850頁超えのボリュームだけどVの話だけでなくフュアリーやジョン、巫女たちの話など色々盛り沢山。次作への伏線なんだろうけどちょっと詰め込みすぎな感じでした。相変わらずの書の聖母で強引な解決ですが、なんだか微妙です。2015/09/06
miyu
26
BDB5冊目。戦士はヴィシャス。人間で優秀な外科医のジェインが相手だ。戦士の頭脳だがブッチ以外には心を許さず常に孤独な彼の嗜好はBDSM。作者の得意とする伏線が張り巡らされ、ここまで語られるともはや「伏線」とは言えない。むしろ複数の物語を一冊の本の中で交互に語っているかのよう。ジョンもようやく遷移を終えかなり立派な体格になったが性格は未だに弱気だし恋愛もままならないからお先真っ暗だ。霊として戻るジェインてどうなのよと正直私も疑問だ。でもさロマンスだから、パラノーマルだから。「そういうこと!」でいいのかも。2016/11/12
とろぷり
17
★★★★☆(BDBシリーズ:5)正座&半裸でずっと待っていた本なので、ちびちび大事に読みました(笑)小説としては文句なしにページターナー本で読み応えあり。Ⅴとブッチの関係にニパニパしたり、ジョンくんやフュアリーを心配したり…色々な伏線が多くて、Ⅴとジェインのメインカップルのロマンスに正直心動かされなかったのが残念。今回のジェインは魅力的なヒロインだったので、もっと2人の絡み(ロマンス)に浸りたかったな…。最後まで翻訳で読みたいので、続編期待してます!2015/03/02
Masami🖤
16
知恵者&アブノーマルなヴァンパイア戦士、ヴィシャス&外科医ヒロイン、ジェイン❤今までにもVの性癖(BDSM&両刀使い)はチラッと出てきたので期待をしてたけど、その辺りは意外にアッサリ(笑)ヒロインもDrだけあって「女王様」もいけちゃうのね(〃艸〃)♡ジョンも無事に遷移完了し、こちらも意外なお相手とのロマンスの匂いが…❤そして今回も一肌脱いでくれた聖母…彼女の過去も壮絶だったし、また新たな事実も…!?お次は自暴自棄気味なフュアリーのお話…。ますます目が離せなくなって来ました~(*≧∀≦*)2017/02/26