出版社内容情報
お家断絶で困窮する武家娘たちに擦り寄る謎の口入屋の正体は?
浅野内匠頭の刃傷事件以降、ちりぢりとなった家臣たちに待ち受ける過酷な日々。
そこにつけこむ悪い奴ら。岡っ引鬼助が仕掛ける痛快闇裁き!
内容説明
夜逃げ人たちの家財を買い取る「見倒屋」の鬼助は、元は浅野家家臣、堀部家の中間で、安兵衛から剣術の手ほどきを受けた遣い手でもあった。南町奉行所同心の「隠れ岡っ引」となった鬼助は、生かしておけぬ連中の成敗に力を貸すことになる。闇裁きの手始めは、不運の武家娘たちを喰いものにする悪徳口入屋…。
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
昭和19年生まれ。兵庫県姫路市出身。平成10年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブノンフィクション賞受賞、平成13年『はだしの小源太』『身代わり忠義』等で第30回池内祥三文学奨励賞受賞。日本文藝家協会会員、日本文芸家クラブ会員、歴史時代作家クラブ幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
127
見倒し屋鬼助事件控「隠れ岡っ引」2巻。鬼助と名前を改た見倒屋の喜助さん 、南町奉行所の小谷同心の隠れ岡っ引になって、半ば公認の闇裁きを、仇敵上杉家の動向をも探る活躍ますます面白くなりそう次巻が楽しみな1冊です。 2015/01/11
めにい
6
思っていた以上に忠臣蔵がかかわっている。2016/06/27
とく だま
4
鬼助(堀部安兵衛に薫陶を受けた中元)だけでなく多くの浅野家(赤穂事件で取り潰し)家臣・女中なども身の振り方に苦心する。そんな女中を喰い物にしようとする輩に見倒し屋に職を転じた鬼助が、粋な同心に力を借りて成敗する。他、奉行所が入れぬ寺社地に隠れた悪者たちをあぶりだし仇討を助太刀する。同心に見込まれ、見倒屋の市佐と共に隠れ岡っ引きとなる。裏で密かに動く元赤穂藩士の仇討はいかに!ちなみに岡っ引きは本業以外の副業みたいなもので十手は持たない。銭形平次はとっても特殊な事だね?!2017/06/02
壱分銀知恵
1
一巻よりも面白かった。ワクワクしながら読めました。このまま話が進んでほしです。2015/01/02




