出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺は、裏長屋で揉め事相談人に。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第12弾!
内容説明
那須川藩一万八千石の若月丹波守清胤は、故あって傅役の爺篠塚左衛門と二人で出奔、八丁堀の裏長屋で“剣客相談人”として糧を得ている。ある日、徳川御三卿田安家の若君から内密の相談が舞い込んだ。吉原一の人気を誇る花魁霧壷を足抜させてほしいというのである。殿と爺と大門が吉原へ行ったその日、なんと花魁道中の只中で霧壷が刺客に命を狙われてしまったのだ…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
112
剣客相談人「必殺迷宮剣」12巻。今回の相談人の依頼は、吉原の花魁霧壺を足抜けさせてほしいと・・・幕府の庇護受ける治外法権の吉原、とんでもない依頼人、謎の刺客等絡み合って読みごたえあり面白かった、付かず離れず一向に進展しない主人公文史朗と弥生、傅役の左衛門、浪人大門のキャラは健在次巻も楽しみなシリーズ。2014/12/05
Totchang
8
徳川斉匡(なりまさ)って実在の田安家当主。上手に構成するものだと感心いたします。今回は吉原の花魁「霧壺」を巡る騒動。長屋まで押しかけて襲ってくる一団は何者なのか。死神のような老人剣客無明玄斎操る【迷宮剣」が文史郎をおそってくる。果たして・・・。2021/05/09
カラヤ3
1
大門と文史郎の女好きの様子がカッコ悪い。また文史郎が許嫁でも侍女でもないのに弥生を呼び捨てで呼んでるのに違和感がある。2022/04/17
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