出版社内容情報
いつか彼が愛してくれるなら偽りの結婚でもいい――
伯爵家に劣らない名家に婚約を破棄されたジェネヴィーヴ。
そこに救いの手を差し伸べ、結婚を申し込んだ男性は!?
大好評〈聖ドゥワインウェン・シリーズ〉最終話
内容説明
“氷の乙女”と呼ばれるジェネヴィーヴも、ついに伯爵家同等の名家に嫁ぐこととなった。婚約者に熱烈に恋しているわけではないけれど、平穏な幸せが待っているはず。だがある夜、身に覚えのないスキャンダルに巻き込まれ、婚約は一瞬にして破棄されてしまう。もう私を娶ってくれる男性は現れない。嘆き悲しむ彼女に、その場で結婚を申し込んだのは兄の友人で幼なじみのマイルズだった。二人は急いで式を挙げ、ハネムーンへと旅立つが、夜を重ねるうちに彼女は徐々にマイルズを愛するようになり…。
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス] [Camp,Candace]
1978年にリサ・グリゴリー名義でデビューして以来、クリスティン・ジェイムズなど複数のペンネームを使いながら40以上の作品を発表し、人気作家となる。南北戦争後のアメリカを舞台にしたヒストリカル作品やコンテンポラリー作品など幅広いジャンルで才能を発揮してきたが、近年は主にリー・ジェンシー・ロマンスを多く発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
最後のお話を先に読むというあるある。氷の美女は実はシャイなだけ、という設定がおかしい。彼女、お兄ちゃんの友人が汚名を雪ぐために結婚してくれた、という負い目をずっとひきずっていて意外なぐらいに真面目。二人とも口が災いして素直になれず、だいぶ時間がかかりました。ただ…淡い金髪の美女と言う設定なのですよ…。表紙の女性、かわいいけれどちょっとな~。2018/11/17
リディア
6
半分位の所で夫婦がうまくいって、これ終わっちゃうと思ったらまだ一波乱。前半ヒーローは優しく素敵で良かったけど、後半ちょっと意地悪だし、活躍できてなかった。結局ヒロインが解決させちゃった。ちょっと残念。3部作完結。ちょっと可愛気のないヒロインだった。2020/05/23
rokoroko
6
この作家さんのヒロインはいつもいきいきしていて自由奔放なのにこれは、堅苦しいヒロイン。読むのは楽しかったけど、ヒロインを全面的に愛せなかった2014/12/13
ドンニ
4
シリーズ物の3作目のみ読了。氷のように冷たいと言われるヒロイン。読み解くところ、幼少期は父親に兄が虐待されており彼女もまた心に傷を負っているため、美しいのに自分に自信が無い様子。ヒーローはヒロイン兄の友人、魅力的で人がよくイケメン。ヒロインが醜態に見舞われる事件に遭遇し、ヒーローが醜態を取り除くために結婚することになります。お互い大好きなのに、始まりが始まりだっただけにすれ違いまくりです。お互いを誘惑しあう姿にニヤニヤしました。このヒロイン結構好きでした。とても面白かったです。⭐︎⭐︎⭐︎☆ 星3.52016/10/06
キッチンタイマー
4
ジュネビエーヴ、ってよく聞くのだけど、ジェネヴィーヴ?まあ適当に読み流す名前の第1位くらいですけど。底流に親の虐待があって解放的に出られないことを冷たいとか不器用とかコンプレックスに感じてるヒロイン。なぜかシーアだけには腹が割れる。対する親切明るいヒーロー。部屋を別にすると言われて戸惑って大ゲンカ、だよね。面白かった。一気に読んだ。2015/07/13
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