出版社内容情報
金持ちしか診療しない四枚肩の悪徳医者に公事師の鉄拳が下る!
江戸に出た若き藩士数馬は、公事宿の主・喜平の許、
苦労人の剣客用心棒、お庭番の技を遣う養女、抜け忍の飯炊きらと正義の気に燃える。
内容説明
理不尽に父母の命を断たれ江戸に逃れた秋川藩の若き剣士矢野数馬は、馬喰町の「公事宿暁屋」に居つき、公事人からの訴えを目安にまとめる筆耕の仕事にありついた。時には法で裁けぬ悪を討つ裏始末の用心棒にも駆り出される。そんな折、旗本や大店しか相手にせぬ悪名高い四枚肩の医者にからむ公事が舞い込んで…。
著者等紹介
氷月葵[ヒズキアオイ]
1958年、東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひ ろ
30
★★★★☆ 気性まっすぐで容姿端麗、剣の腕が抜群だけどウブでモテモテな若さま。 ま、時代物の王道なんですが、面白いから仕方がない😂2022/12/20
kmzwrs5781
3
自らの境遇を嘆いてばかりではなく誰かを助けたいと公事宿で職を得た数馬。江戸庶民の生活や様々な決まりごとに目を見張りつつしっかりと前へ進み始める。とはいえ江戸っ子って強いなぁ。2024/06/07
へたれのけい
3
物語に乗り切れないのですが、それでもそこそこ楽しんでます2019/03/31
ひさか
2
2014年1月。書下ろし。シリーズ2作目。工夫はあるが、世界観が浅く、展開に面白みがない。裏始末も、これでは、済まないと思う。次作ではどうなるか少し楽しみ。2017/07/20
kikimimi86
0
☆32016/11/17