出版社内容情報
初めての舞踏会で一人ぼっちのリティに声をかけてくれたのは、十一歳の頃からの想い人、ダウン伯爵で…『鐘の音は恋のはじまり』続編
内容説明
十九歳のリティはこの八年間ずっと、ダウン伯爵リチャードに想いを寄せてきた。が、リティが彼に近づくたびにその行動が裏目に出て、騒動を起こしてばかり。そんな彼女をリチャードは“おてんば娘”と呼び、子ども扱いしていた。ある夜、海岸で出くわしたふたりは密輪現場を目撃し、密輪船に閉じ込められてしまう。脱出方法もなく、小さな船倉で身を寄せあうふたり。ほの暗い蝋燭の灯りのなか、大人の女性として成長したリティの美しさに気がついたリチャードは、思わず唇を重ねてしまい…。
著者等紹介
バーネット，ジル［バーネット，ジル］ ［Ｂａｒｎｅｔｔ，Ｊｉｌｌ］
１９９０年のデビュー以来、ニューヨーク・タイムズ紙やＵＳＡトゥデイ紙のベストセラーリストにたびたび名を連ねている実力派作家。大学で学んだ歴史学をもとに、リアリティあるヒストリカル・ロマンスを多数執筆しており、コミカルかつハートウォーミングな作風には定評がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
16
読み友さんの感想を読んでちょっとイライラしたくなって読んでみました。ああ、彼女の感想が全くその通り。そして痛い。女子が痛すぎる。そして男子は痛い目にあい続ける…もう前半は笑いっぱなしでした。新米海賊たちが本当におかしいです。ロマンス部分は「は？魔法が無かったらこの恋愛なしだったのか？」と悲しくなりましたよ…。男子が全く好きになれないままだったので彼女の受け入れっぷりには「もっとひざまづかせろ！」と言いたくなりましたよ…。魔女の伯母さまとかっこいい魔法使いの関係が気になるなあ。2016/03/29
Masami🖤
9
前作『鐘の音は～』の続編。伯爵ﾘﾁｬｰﾄﾞ&令嬢ﾘﾃｨ❤前作にもﾁﾗｯと話題になってたﾘﾃｨ…「超～」が付くほど純粋で素直でしかも天然でﾄﾞｼﾞっ子…(^^;)最近放蕩三昧で堅物ﾘﾁｬｰﾄﾞとのﾄﾞﾀﾊﾞﾀ珍道中はﾘﾁｬｰﾄﾞがかわいそうに思えるほど…でも笑える(笑)前作にも登場したｼｰﾓｰ伯爵ことﾆｰﾙのﾛﾏﾝｽが超あっけなくﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞで、続編は彼のｽﾄｰﾘｰかと期待してたのでﾁｮｯﾋﾟﾘ残念…(´×ω×`)最後の最後で強盗に襲われちゃうあたり…正直なくても良かったかもなぁ…(¯―¯٥)2017/03/25
rokoroko
7
面白かった。ヒロインの天然のひたむきさが、読んでてちょっとつらい。アニメを見ているみたいとMrs.涼子さんがおっしゃってたけど肯ける。魔法使っているんだよって初めてよむひとわかるのかなぁ～ 2013/06/27
romance_holic
4
夢見る夢子ちゃんのヒロイン。 ヒーローにとっては歩く災いのような存在です。前半繰り広げられるその災いぶりは必見！ わざとではないのにね。ヒーローの内心怒りの対応には噴き出さずには読めません☆ あまりにも無防備すぎるヒロイン。傷つくこともあっても信念は曲げない様子に、物語が進むにつれて二人のロマンスを応援したいという気にさせられます。2013/06/11
ネフェルティア
4
前作がとてもロマンティックで良かったから、今回は前作ほどでもなかった。リティの天真爛漫でイライラする程の天然過ぎるキャラクターが最初は苦手で、リティをうっとおしいキャラだと思って読んでいたけど、だんだんリティのことを理解するにつれて、リティのキャラも受け入れられた。アレクとジョイのその後の様子もわかって楽しかったけど、まさかのシーモーが一番驚いた。マクリーンおばさまが何かを企んでいる感じがしたし、また違うのも読みたい。2013/06/04
