出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺は、裏長屋で揉め事相談人に。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第7弾!
内容説明
幕府大目付を兄にもつ那須川藩一万八千石の若月丹波守清胤は、故あって傳役の爺と二人で出奔。大館文史郎と名乗り裏長屋で「剣客相談人」の看板を出して、よろず揉め事相談で貧亡生活をしている。ある日、両国の人形芝居小屋で観客の侍が幼女のからくり人形に殺される現場を目撃。同じ頃、多くの若い娘の誘拐事件が続発、剣客相談人の出動となって…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
作家。栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
20
剣客相談人第7巻 今回は短編ではなく長編小説。人攫いの依頼を受け探索するが、佐賀藩と薩摩藩対立、大奥を巻き込んでの老中職の権力争い迄発展する物語読み応えがあった。文史朗と弥生の行く末は気になるが、たぶん平行線で行くんだろうな~。2013/10/16
Totchang
10
シリーズ7巻目。剣客相談人が徐々に殿様相談人に変化しつつあった。薩摩藩と佐賀藩の密貿易と麻薬取引を引っ掛けました。少女誘拐やからくり人形の仕掛けなどの仕込みがずさんだが、それなりに楽しめた。2021/04/22
カラヤ3
1
薩摩藩の琉球処分を背景とした傀儡子を相手とした長編。娘たちが何人も行方不明になるがやはり異国船への商品として手であったし、一人の娘はその事件とは関係ないとの予想もあたった。2022/03/30
つめ
0
そんなことだろうなと思ったら、やっぱりそんなことだったね、お康。お信は殿も大門も好みじゃないから話しちゃんときかないってワケ?そして、仙蔵斬られたのになにもなかったみたいに大団円。え!?ひどくない?死んだんだよね?2019/11/15
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