二見時代小説文庫<br> 白魔伝―御庭番宰領〈7〉

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二見時代小説文庫
白魔伝―御庭番宰領〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576121291
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

公儀隠密の宰領と頼まれ用心棒の二つの顔を持つ無外流の達人鵜飼兵馬。時代小説大賞作家が圧倒的な迫力で描く、シリーズ待望の続刊!

内容説明

発端は、大坂堂島で発見した米取引の不審な帳簿からであった。幕府宰領(情報)で無外流の剣客鵜飼兵馬は、その真偽を確かめるべく寛政の改革下、冬の江戸を後にした。逃散百姓五助、遊女お蓮を連れた奇妙な三人組。かくて尾行者の追跡と共に奥州白河への隠密旅は始まった。猛吹雪に行手を阻まれる兵馬の前に驚愕の真相が…。

著者等紹介

大久保智弘[オオクボトモヒロ]
1947年、長野県に生まれる。立教大学卒業後、都立高校で教鞭をとる。『水の砦―福島正則最後の闘い』で、第5回時代小説大賞を受賞し文壇デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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三田主水

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御庭番宰領の任務中に垣間見た文書によって白河藩に対する疑念を募らせた主人公が、同藩からの逃散農民らとともに厳冬の白河に潜入する…というストーリー自体は普通ですが、シリーズのこれまでの作品に密接に関わる展開や、挿入される主人公の内面描写がある意味散文的だったりと、シリーズ既読者向けの内容。どこまでも変転していく主人公の運命の行方には惹かれるものがあるのですが、展開が遅い上に刊行にかなり間が空くのが悩ましい。2012/11/27

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