出版社内容情報
時代小説大賞作家が贈る時代長編
内容説明
巷の噂は本当だった。慶安四年四月、家光が逝去した。その直後、家光の懐刀で妖怪と畏怖された中根壱岐と松平信綱の密談が行なわれ、翌日、老中職の堀田正盛、阿部重次が殉死した。そして大奥三七〇〇人余に暇乞いが出された…。一方、早野小太郎自身が思いもしなかった数奇な運命の激変に襲われはじめていた…。
著者等紹介
大久保智弘[オオクボトモヒロ]
1947年、長野県に生まれる。立教大学卒業後、都立高校で教鞭をとる。『水の砦―福島正則最後の闘い』で、第5回時代小説大賞を受賞し文壇デビューを果たす。波乱に富んだ物語構成、鮮烈な登場人物の造形等で多くの読者を魅了する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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