出版社内容情報
自由恋愛信奉者のフィードラ。ひょんなことからイタリアで幽閉の身となるも、公爵家の末弟に助けられ…リタ賞受賞のシリーズ第二弾
内容説明
自由恋愛を信奉する先進的な女性のフェイドラは、父の死の間際にある約束を交わす。父がしたためた回顧録を出版するというものだった。しかしそのスキャンダラスな原稿には母の死にまつわる秘密も記されていたため、真相を確かめようと、鍵となる地イタリアへ向かう。だが生来の自由奔放な言動が災いし、フェイドラをめぐって起こった決闘の責任を負わされ、幽閉される羽目に。途方に暮れる彼女を侯爵家の末弟エリオットが運良く助けてくれるが、どうやら彼には別の意図もあるようで…？シリーズ内最高傑作ＲＩＴＡ賞受賞。
著者等紹介
ハンター，マデリン［ハンター，マデリン］［Ｈｕｎｔｅｒ，Ｍａｄｅｌｉｎｅ］
２０００年のデビュー以来、数々のヒストリカルロマンスを発表し、世界ですでに１２カ国語で翻訳され、６００万部以上を売上げている。その作品は７度もＲＩＴＡ賞にノミネートされ、２度の受賞の栄誉に輝いた。いまやニューヨークタイムズのベストセラー・リストの常連となり、ロマンス作家として不動の地位を築いている。現在はペンシルヴェニア州に夫とふたりの息子とともに在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
1作目が面白かったので2作目へ。高名な女権論者の長年の愛人との間にうまれた女性が主人公です。10代で自立を促され、自由の代わりに自分自身での采配を強いられてきたこの魅力的な女性が、妻の愛をつかみきれず彼女の思い人を殺したとまで噂される父親を持つ男性と恋愛関係になり、大変なことに。あちこちでトラブルを起こす彼女がおかしく、振り回されつつも彼女にどっぷり惚れちゃう男子がもうかわいい！庇護される安心感と、自分自身の足で立つ爽快感。２１世紀女子にはうなずけるお話じゃないかな？面白かった。次巻へGO!2017/02/06
ばん
11
不思議な作品だった。ヒロインは結婚をしなかった両親の元に生まれる。この母親がまた破茶目茶な人だった。おかげでヒロインも自由恋愛を楽しむ一風変わった女性。一人称があたしなのもミステリアスな雰囲気に合ってて良かったと思う。好き嫌いが別れそうなヒロインだけど現代女性には共感できる部分も少なくはないと思う。そのヒロインに対しヒーローが大人な男性で安心して読めた。2017/09/12
romance_holic
2
深い話でしたね～。完成度高かった。 ヒロインは女性としての自立を重要視する母親に育てられた恋愛自由主義者。今とは比べ物にならないくらい逆風が吹いたハズ。蔑まれても、社会からのけものにされても、自分の生き方を貫こうとする女性でした。 そんな彼女と熱いバトルを繰り広げるのは侯爵家３男。目的があり彼女に近づきますが、その事情と恋心の板挟み、そして恋愛関係が発展してくると愛情とヒロインの主義の板挟みになり、苦悩します。この作品を読むと愛って全然楽しくないじゃん!!って思います。でも逆にそこがリアルだったかも。2012/04/01
kyara
2
好き嫌いが別れるヒロイン…表紙の女性が｢ボーンズ｣のブレナン博士に似てる〜2012/02/24
くろうさぎ
2
ロスウェル家第二弾。ヒロインは、当時では考えられないような結婚しない自立した女性として有名な女性で、娘にもその考えを説いていた。う～～ん。それがどうなんだろう・・・？ヒロイン母は結局自分勝手だったんじゃないのか？ヒーローは、亡父の評判を守る為にヒロインに会いにイタリアに行きますが、とにかく、このヒロインってトラブル・メーカーです。それに振り回され、ヒロイン自体に振り回され、ぐるぐる回ってます～～！2012/02/15
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