内容説明
口入れ屋の庄三郎に拾われた羽州浪人永井新兵衛に、用心棒の仕事が舞い込んだ。一家皆殺しの押し込み強盗が続き、町中が震えあがっているのだ。凶悪な手口は並みの賊とは思えず、背後には、新兵衛が脱藩した藩の御家騒動が絡んでいるらしい。どす黒い奸計を嗅ぎとった新兵衛は、賊たちの手掛りを求めて佃嶋へ潜入した…。人情話の名手が贈る剣と涙と友情…。感動の好評第2弾。
著者等紹介
花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年、秋田県生まれ。明治大学卒。出版界で働いた後、1988年『暴れ影法師―花の小十郎見参』でデビュー。スケールの大きな構想と緻密な構成で次々と傑作時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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