内容説明
直参旗本千石、花輪家の次男坊・征史郎に、九代将軍家重の側近・大岡忠光から密命が下った。日本橋の両替商・両口屋が目安箱に「喜多方藩で御家騒動の恐れあり」と投書してきたので探索せよ、というのである。喜多方藩主と家重の次女紀美姫の婚儀が整っていた。無外流免許皆伝の征史郎は両口屋に出向いたが…。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
101
目安番こって牛征史郎「誓いの酒」2巻。目安番の任務は喜多方藩で御家騒動、案件は家重の次女紀美姫の婚儀が絡むが無外流免許皆伝の征史郎さん剣も冴えるが、性格と体格で殺伐感が無く楽しく読めますね。2018/04/18
あかんべ
8
藩乗っ取りの筋書きとは恐れ入った。みごとはまりそうな所をぎりぎり乗り切った。あらすじのおもしろさに感心した。2016/09/26
トロピカ
1
藩の乗っ取りとはスケールがでかい。大酒飲み大会のシーンも楽しかった。読みながら終始東北の美味しい日本酒を冷やで飲みたかった。武士の兄弟愛がアツい。友情もアツい。悪事に翻弄された花魁がちょっとかわいそうだった。2021/01/17