内容説明
十九世紀初頭、イギリス。両親を失ったアリエルは、後見人の異父兄によって、老レンデル子爵のもとに嫁がされる。そこで待ち受けていたのは、夫によるサディスティックで残虐非道な仕打ちの日々だった。二年後、レンデルの突然死によってようやく自由の身となったアリエルは、戦地から帰還したレイヴンズワース伯爵と再会する。かつて淡い恋心を抱いた相手―だが心に傷を負ったアリエルは深く心を閉ざし、想いを持て余した伯爵は、ある行動へと出るが…。
著者等紹介
コールター,キャサリン[コールター,キャサリン][Coulter,Catherine]
1978年に作家としての活動を開始。以来本格的な長編ヒストリカル・ロマンスで一躍注目を集める。88年にNYタイムズのベストセラーリストに名を連ねるや、今日にわたり実に45作品以上を同リストに送りこんでいる。夫婦FBI捜査官が活躍する人気シリーズ『迷路』『袋小路』『土壇場』『死角』(すべて二見文庫)はいずれも全米ベストセラーとなり、世界15カ国以上で翻訳されている。現在、カリフォルニア北部在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
16
ナイトトリロジーシリーズ① プロローグで早、ドキドキした。その後間もなく切なくなり、そうそうに心を持っていかれた。重い感じも多かったけど、気持ちを煽られ読まずにはいられない作品だった。2021/11/18
momo
11
ヒーローができた方です。ヒロインも彼の事を心のどこかで信じていたからこそ、気持ちをぶつけられたのかな、と思いました。ハッピーエンドでホントに良かった2019/11/02
ちゃろ
4
⭐⭐⭐⭐再読。夜シリーズ第1弾。ヒロインが夫にされた仕打ちが酷すぎるし描写もリアルで一緒に辛い感情に。ヒーローはそんなヒロインを愛して救いたいと忍耐強く接していく。トラウマを抱えたヒロインが少しづつ癒され遂にヒーローを信頼して結ばれるところは感動的。いろんな意味で強い印象を残す作品(^.^)2014/08/19
たまきら
2
昔、男性に依存しなければならない状況のもとに生まれたら…とおもうとゾッとします。21世紀バンザイ!2014/03/24
ダッチェス
1
ちょっと重めの話が読みたくて手を出したのですが、想像以上に重くて読むのが辛い部分もありました。それでも、充分におもしろかった。バークのアリエルへの深い愛にただただ感動。いつもはこれ、必要なの?と思われるサスペンス部分がうまく絡まり、続きが気になって仕方がなかった。もう少しじっくり読むつもりが、あっという間に読了。2014/10/21




