内容説明
病院の実習医であるナタリーは、世間の注目を集めるある本の存在を知り愕然とする。それは大学時代に起きた、親友エミリーの墜落死亡事故に酷似した内容で、ナタリーにあたる人物が彼女を屋根から突き落としたと書かれていた。一体誰が、何のために?前後して、当時の恋人でエミリーの兄であるコールと再会したナタリーの胸には、彼から受けた忘れえぬ悲しみがよみがえる。深まる苦悩、そして明らかになる旧友たちの意外な事実…。過去と現在が交錯する、甘くほろ苦いロマンティック・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
…人物紹介のところで男子が主人公の兄と書かれていて混乱しました。サスペンスというには推理のための足掛かりがあまりにもあいまいで、つい「定義に反する」と言いたくなりますが、なかなか面白かったです。肉食系な友達がとっても素敵でした。正直優柔不断な男子にはイラ~。2021/02/12
立花真幸
0
★★★☆
erie
0
ミステリ部分がしっかりしていて読み応えがあった。謎を追うほどに謎が深まる感じ。疎遠になっていた三人の女性があらためて友情の絆を結び、それぞれの恋が描かれていたのもよかった。2009/03/07
カサブランカ
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○ サンフランシスコが舞台。大学時代の親友の死にまつわる本が出版される。その中で犯人とされた医師のヒロイン。死んだ親友の兄でかっての恋人の新聞社オーナーの息子。謎の作者と、自殺か他殺かを追う。死んだヒーローの妹がポリアンナのように、人の良い所を褒めて励ました本当にいい人。ハートフルな1冊。2009/02/19