内容説明
殻に閉じこもったニートの再出発をサポートする女性訪問員の活動記録。
目次
1 私が出会ったニートの素顔(わたしはレンタルお姉さん;家族との会話を絶って七年 ほか)
2 ニートとその親たち(真面目な親がニートをつくる;ニートは王様、親は家来 ほか)
3 人を癒すことのできる仕事(一生の財産となった出会い;自分を活かせる仕事を求めて ほか)
4 楽な気持ちで生きようよ(頭でっかち厳禁!;一〇〇か〇ではない ほか)
著者等紹介
川上佳美[カワカミヨシミ]
島根県生まれ。公共団体職員を経て、高級ラウンジのナンバーワンホステスに。29歳で、仕事のやりがいや充実感を求め、若者の再出発を支援するNPO法人ニュースタート事務局の活動に参加。現在は「レンタルお姉さん事業本部」の中心的存在として、神戸を拠点に全国のニート・引きこもる若者の訪問活動をしている。平成18年度文部科学省主催「青少年健全育成中央フォーラム」企画会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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だきょう
1
読みやすい。現場で感じていることから、ニート像が非常にわかりやすい。2013/04/09
にし
1
レンタルお姉さんとは引きこもっているニートに対して、おせっかいおばさんになって働きかけ、社会に出るきっかけを作る人だそうです。(NPOに所属)こういう人がいてくれたら心強いと思いました。2012/05/28
hiropon
1
とても読みやすい。この筆者の考え方は新しい見方を提供してくれた。さすが現場を知っている人の声だ。一般的なニートに対する偏見をぶちやぶり、ニートのタイプ分けをしたりしている。自分も1歩間違えればニートだった(もしくは今からなる)と気付いた。少し意識しながら生活しようと思う。2010/12/04
ユキ
0
特にこれといった内容もない。著者の遍歴を一冊にしたといったところか。2012/10/04
アルゴン
0
★★★☆ 作者の考えているニート像はほぼ正しいのではないか、とニート予備軍は思います。無理に引っ張り出すのでなくきっかけを作ってあげる、という姿勢も、経験から得たものなんだろうなあ。こういう「仕事」があるあたり、難しい時代になったものだと思います。2010/01/03