内容説明
この本は、島崎藤村の、「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ」の「椰子の実」や、「まだあげ初めし前髪の林檎のもとに見えしとき」の「初恋」など、忘れがたい詩の数十篇、またいくつかの記念碑的小説の一節を拾いあげて編集されています。
目次
初恋(『若菜集』より)
自序
序のうた(『若菜集』より)
草枕(『若菜集』より)
春一 たれかおもはむ(『若菜集』より)
春三 春は来ぬ(『若菜集』より)
おくめ(『若菜集』より)
夜明け前 第一部 上
秋に隠れて(『若菜集』より)
秋風の歌(『若菜集』より)〔ほか〕
著者等紹介
萩野貞樹[ハギノサダキ]
昭和14年秋田県生まれ。一橋大学法学部卒。元産能大学教授。昭和45年、「辻村敏樹氏の敬語説への疑問」で「月刊文法賞」受賞。同46年、「“人間教育”論をめぐって」で「自由新人賞」受賞。「“ナ”はもと自称か」「助詞ガ・ノの承接」など国語学論文、「凡河内躬恆・その歌風の本質」ほか和歌論、「アメノミナカヌシは造作神か―架上の説を中心に」ほか神話論、その他小学校教科書批判、日本語系統論など論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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