内容説明
父と離婚し、別の相手と再婚して離ればなれに暮らしていた母親が、再婚相手の死をきっかけに、九年ぶりに同じ屋根の下で暮らすことになった。そのうえ、再婚相手の連れ子だった美人OLも一緒に―。父と息子で住む女っ気のなかった家に突然加わった女性二人の存在に、高校生の誠は、一人は「姉」として、一人はかつてのように「母」として…と考えていたが、いずれも「女」として強く意識し始めるようになり、ついに―。
著者等紹介
皆月亨介[ミナズキコウスケ]
東京生まれ。美術学校で絵画を学ぶ。1998年『母と娘 禁悦の誘惑』(グリーンドア文庫)でデビュー。以降、マドンナメイト文庫他で書き下ろしの長編を発表。最近は短編小説にも意欲的で、中間小説誌やアンソロジーに寄稿。作風や題材の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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