内容説明
朝日新聞紙上で2001年~2006年の5年間にわたって掲載され、隠れた人気を誇ったユニークなコラム「マガジン・ウオッチ」。その全238回分を一挙完全収録。
目次
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
著者等紹介
亀和田武[カメワダタケシ]
1949(昭和24)年、栃木県生まれ。成蹊大学文学部を卒業後、劇画アリス編集長などを経て、フリーに。82年にSF短篇集『まだ地上的な天使』でデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
15
図書館本。私的には劇画アリスの編集長のフリーライターの亀和田武さんが、2001から06年に渡り朝日新聞で連載していた「マガジン・ウォッチ」というコラムを完全収録した本です。この頃の朝日はまともでしたね、このコラムも評判が良かったようです。サブカルの権化亀和田さんが取り上げる話題は週刊新潮からロック、ジャズ、野坂昭如、中野翠、塩田丸男、噂の眞相、吉行淳之介、斎藤美奈子、坪内祐三まで縦横無尽です。『正論やマーケティングが幅をきかせてる雑誌はつまらない。ホーマツ感覚を許容出来なきゃ雑誌は面白くない。』名言!2022/12/05
turutaka
2
2001年から06年にかけて朝日新聞で連載されたマガジンウォッチコラム。21世紀のはじまりはこんな感じだったんだということを改めて認識できる。ついこの前のことだったと思っていたけど、確実に時代は変わっているんだな。雑誌の力はこの頃から確実に低下しており、本屋に行っても感情が動くことがなくなってきた。だが、それは私の感性が鈍くなってきているだけだろう。著者の視線の鋭さ、可笑しなことを見つける眼力の強さ、そういうものが一編700文字強のコラムからは溢れ出ている。2021/12/11
xtc1961ymo
1
朝日新聞に掲載された、コラム「マガジン・ウォッチ」の書籍化。今は亡き、フォーカスや、噂の真相からオリーブ、ポパイ、ブルータスなどの一世を風靡した、メジャー誌までとても興味深くよみました、サブカル色強し。2014/06/03