内容説明
2004年の夏、日本最大のビルイン型テーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」で恒例の「あなたの隣りの怖い話コンテスト」が開催され、日本全国から膨大な数の霊体験恐怖実話が寄せられた。本書はそのなかから入賞作品をはじめ、50のとびきり怖い話を厳選収録したものである。
目次
第1章 身の毛もよだつ戦慄の実話(午前三時二十分の恐怖メール;夜中のトイレは命取り ほか)
第2章 怨霊の潜む歪んだ空間(このアパートが産婦人科だったころ…;もし、ドアを開けてしまったら… ほか)
第3章 血も凍る死者からのメッセージ(霧の夜に潜む冥界;ひとりで死ぬのが怖くて… ほか)
第4章 冥界につながるミステリー・スポット(廃墟に残る恐怖のカルテ;夕暮れの校舎にたたずむ少女 ほか)
第5章 闇にうごめく霊魂の恐怖(不吉な風景画;「怪談大会」の夜に ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
129
あなたの隣の怖い話コンテスト2004年開催の優秀作50編を集めた現代実話怪談傑作集です。今回は粒揃いの面白い話が集まったなと思える私と非常に相性の良い一冊でしたね。『真夜中、旧解剖室の二階で』皮膚を剥がれ筋組織がむき出しの者、内臓を出したままひきずる者、眼球や肋骨が露出した者、さながら地獄でのたうちまわる餓鬼の姿という描写が凄いえげつなさですね。『死んだ友達からの呼び出し音』葬式が終わったばかりの弟の友達から携帯に死んだ彼の着メロが流れて来る。お棺の中に弟が入れてあげたのに、今も彼の着信履歴が残っている。2020/04/30
chatnoir
17
実話怪談のコンテストの優秀作品をまとめたもの。そこそこ怖い話が載っていた。ただ、印象に残る話、新しい展開の話はなかったなぁ。犬が身代わりになってしまう話は嫌だな...。昨日怖いTVを見たのと内容が混ざっちゃったかも。稲川さん、久しぶりに見た。2020/08/27
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
6
久し振りに、掲載されている自分の話を読んでみました♪2005年初版発行です。何度目かの再読の感想は……衝撃だった1回目の時と同じww脚色にも程があるって!!(苦笑)2014/10/31
まーの
2
★★☆☆☆2010/11/23
さくらぱぱ
2
★★夏は怪談。まぁ、ちょっと素人っぽい文章なので、あんまり怖くないですが。ネタとして面白いです。2010/08/08