内容説明
東大進学者数日本一に導いた灘高校名物教師の物語。偏差値教育でも受験勉強でもない徹底した“詰め込み教育”。手づくり教材にかけた執念が問いかける教育の原点。
目次
第1章 手作り教材にかけたある教師の思い
第2章 自由奔放な授業
第3章 「銀の匙研究ノート」から学んだこと
第4章 驚異の趣味人先生
第5章 橋本流文章鍛錬法
第6章 私の教育改革論
著者等紹介
黒岩祐治[クロイワユウジ]
1954年9月26日神戸市出身。フジテレビジョン報道局解説委員・「報道2001」キャスター。国際医療福祉大学客員教授。早稲田大学政経学部卒業後、1980年フジテレビジョン入社。営業部勤務、番組ディレクター、報道部記者を経て1988年4月から『FNNスーパータイム』のキャスターに。当時、救急医療に関するキャンペーンを展開し、国会で救急救命士法が制定されるきっかけとなり、放送文化基金賞、民間放送連盟賞を受賞。1992年より『報道2001』のキャスターを務める。その後、ワシントンに2年間在住。帰国後、再び同番組に復帰。他に同局のドキュメンタリーシリーズ『感動の看護婦最前線』のプロデュースキャスターを務める
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感想・レビュー
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おさむ
4
私立灘中学・高校の伝説の国語教師、橋本武さんを、教え子の黒岩さんが綴る。横道にそれつつ、日本語や日本人の教養、素養をしっかりと伝えている内容に驚愕。興味を持続することが個性であり、学ぶということなんですね。筆者の恩師へのリスペクトが溢れており、あわせて読んだ奇跡の教室よりは、こちらの方が数倍良かった。2013/09/22
ゆきんこ
1
この題名の「恩師」は灘高の先生だった橋本武先生である。以前読んだ『奇跡の教室』で紹介されていた。 昭和43年卒業組の新制第20回生の黒岩氏が自身の受けた授業を具体的に示しながら先生の趣味や興味などを著している。橋本先生がとにかくいろんなことに興味があることが、面白いためになる授業に繋がったのだろう。 具体的に示されていた干支、二十四節気の話は勉強になった。甲子園球場の名前も干支に関係がある。 大正13年「甲子」の年に開設されたからその名前がついたそうだ。午前、午後、正午は24時間を十二支、子丑寅卯辰巳午未2012/05/29
Tom Ham
0
読了。図書館で借りました。灘中学・高校の橋本先生の教え子である黒岩さんが、生徒目線で橋本先生のことを綴る。面白い!はしもとせんせいのじゅぎょうの魅力があふれんばかり語られれいる。『奇跡の教室』より断然こちらの本のほうが面白い!借りてよかった!2015/10/19
すぐる
0
◎:灘の橋本武先生について書かれた一冊.教師を目指す人が読むととてもおもしろいと思う.恩師と呼ばれる先生の条件と具体例が描かれている.2012/05/11
307号室(*^_^*)
0
こんな先生に会っていたら、国語がもっと好きになっていたかもしれない。2012/01/20
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