内容説明
ニューオーリンズ近郊の今は亡き叔父の壮大な屋敷に越してきたシャーロットとヴィヴィアン母娘。その屋敷でホテル兼レストランを営もうとするが、さきだつものは資金。困り果てているとき、叔父が残した遺産のありかを知らせにくるはずの弁護士が何者かに惨殺される。死体には血のキスと白いバラが残されていた。捜査の過程でヴィヴィアンとその町の保安官補は惹かれあっていく。しかし、殺人者の毒牙は第2、第3の犠牲者を生み、事件が起きるにつれ、二人の絆はより強くなる。犯人の目的は叔父の残した遺産なのか。
著者等紹介
キャメロン,ステラ[キャメロン,ステラ][Cameron,Stella]
イギリス南部で生まれ育ち、アメリカ空軍の将校と結婚し、アメリカに移り住む。イギリス19世紀を舞台とした歴史物から現代物まで、60冊以上のロマンティック・サスペンスを発表している人気作家。ニューヨークタイムズ、USAトゥデイ、ワシントンポストなど、ベストセラーリスト入りの常連で、ロマンス小説関連の数々の賞を受賞している
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感想・レビュー
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choco
6
途中まで読んで「いつわりの微笑み」の続編?と気づく。含みのある応戦会話は好きですが、なにしろ登場人物が多くて組み立てるのに疲れます。ミステリ要素は濃いめ。ただ、犯人誰よ?というより、事件をダシにしてH/Hが接近し合うロマンス要素の方がもちろん濃いめ。2016/04/03
あつぼう
2
遺産のありかを知らせに来るはずの弁護士が喉を切り裂かれて惨殺されます。そしてその死体の側には血のキスと白い薔薇が残されてました。こういう展開は凄く好きなんですが、この作品は少しテンポが悪いです。事件も恋もダラダラと展開されるので、もう少しスピード感があれば良かったのにって思いました。さらに残念なのが犯人が残していくキスと薔薇のエピソードが説明不足で、このアイテムがいかされてません。ページ数が増えてもいいから背景を知りたかったです。ストーリーが面白いだけに残念でした。2009/08/28
たまきら
0
色々面白い要素ははいってるんですが、個人的にはどれももうすこし突っ込んだ描写が欲しくってモヤモヤ。イマイチ世界に入り込めないまま読了。2014/05/26