内容説明
東シベリアを放浪し、行きついた沿海州もコミュニストに追われ、たどりついた地、ここで新しくつくりあげた理想の村、世界に一つしかない楽天の地があった。五族協和の満洲帝国に華ひらいた村。
目次
1 ロマノフカ村への道(夜明け前;天変地異;リューリク王朝(八六二~一五九八)誕生
ギリシア正教・ルーシの国教に
タタールの軛 ほか)
2 ロマノフカ村(ロマノフカという名;東シベリアの旧教徒に開かれた新天地;カルーギン四兄弟の願書;日本人の関心をよぶ;ロマノフカ村全景と村づくり ほか)
著者等紹介
源元一郎[ミナモトゲンイチロウ]
昭和9年(1934年)生まれ。奇しくもこの年、満帝国建国(康徳元年)。父に従って満州に渡る。少年時代、白系ロシア人、満族、漢族、蒙古族とともに暮らす。昭和20年(1945年)、日本の敗戦により斉斉哈爾に避難し、昭和21年10月8日、胡廬島を経て、九州・博多に上陸、帰国する。博物館学芸員の資格を、佛教大学で取得する。中国、明代・清代の書、畫を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。